ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が29日、調査報告書を公表した。「ガバナンスの強化」の中では、「ジュリー氏の代表取締役社長辞任と同族経営の弊害の防止」と題して、藤島ジュリー景子氏について「代表取締役社長を辞任すべきと考える」と指摘した。 調査報告書では「ジャニーズ事務所の現在の代表取締役社長であるジュリー氏は、取締役就任時頃には、ジャニー氏の性加害の疑惑を認識していたと認められる。それにもかかわらず、ジュリー氏は、ジャニー氏存命時の取締役当時はもちろん、自身がジャニーズ事務所の代表取締役社長に就任した以降ですら、性加害の事実の調査等をせず、取締役としての任務を懈怠(けたい)した」との見解を示した。
2023/08/29