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ジブリ新作映画の主題歌は米津玄師? ツイッター「#米津玄師」で映画の鳥マーク出現話題「なんで?」「主演声優かもしれない」
 スタジオジブリの最新作で宮崎駿監督(※崎はたつさき)が手がける10年ぶりの長編作品『君たちはどう生きるか』が、本日14日より全国で公開された。都内では午前8時すぎから上映がスタートし、あらすじや予告映像、キャストなど事前情報が一切ない状態で異例の公開となった。しかし、ツイッターではなぜか、「#米津玄師」と入力すると映画のビジュアルに描かれている鳥の絵文字(マーク ハッシュフラッグ)が出現し、ネット上では「主題歌を担当しているのではないか?」と話題になっている。

宮崎駿監督の10年ぶり長編最新作『君たちはどう生きるか』ポスタービジュアル(C)2023Studio Ghibli

宮崎駿監督の10年ぶり長編最新作『君たちはどう生きるか』ポスタービジュアル(C)2023Studio Ghibli

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 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「映画の内容を事前に一切明かさない」という、これまでのジブリ作品では“異例の宣伝方針”を掲げており、あらすじも明かさず、予告編の公開も、声優の発表もしないまま初日を迎えることに。

 そんな中でツイッターでは「#君たちはどう生きるか」を入力すると、映画のビジュアルに描かれている鳥のようなものが絵文字として出現。さらに、なぜか米津玄師と入力すると同じ鳥の絵文字が出現した。

 午前8時現在、公式からは今作に米津玄師が関わっていることは未発表で、これにネット上では「おい!!なんで米津玄師のハッシュタグにジブリの新作の鳥がいるんだ!?」「今までハッシュタグのマークで情報解禁した作品ある?ないよな?すごすぎるだろ」「映画主題歌を歌ってるであろう人物をハッシュフラッグで発表したの全世界初なんじゃない?w」「米津玄師、ジブリの新作で主題歌担当しているかもだけど、もしかしたら主演声優かもしれない」などと反応し、ツイッターでは午前8時30分現在、「#君たちはどう生きるか」を抑えて「#米津玄師」がトレンド2位になっている。

 情報未発表のまま映画公開したことについて、鈴木プロデューサーは昨年12月にイベントで「スラムダンク方式」で行くことを宣言。スラムダンク方式とは、昨年12月3日に公開されたアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』のことで、メインキャストやビジュアルなどは事前に公開していたが情報を小出しにしており、あらすじについては公開初日を迎えても明かさないという対応だった。

 異例の宣伝方針だったが、興収は現在147.7億円を超える大ヒットを記録し、原作漫画はすでに完結しているにも関わらず、令和の時代に再び社会現象化。この大反響もあって鈴木プロデューサーは取材で「何も情報がない方が、皆さん楽しみが増える。先に知っちゃったら喜びを奪うことになる。今回、それを貫きます」とし、「スラムダンクもそうでしょう。(公開前に情報が)何にもなかった。勉強になった。予想を裏切って、数字があがっていく。そういうことができないかな、って」と答えていた。

 そして公開された『君たちはどう生きるか』について、これまでに明かされている情報は、昨年12月に東宝のラインナップ発表会で配布された資料(A4サイズ1枚)に記載されていた内容のみ。資料には、公開日(2023年7月14日)と「原作・脚本・監督」を宮崎駿が務めること、タイトルは、「宮崎駿が少年時代に読み、感動した、吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』からお借りしたもの」であることが書かれていた。

 ビジュアルも鳥の顔のように見える1枚のポスターのみ。唯一の追加情報として、今月7日にスタジオジブリ作品で初めてIMAXでも同時公開されることが発表された。

 宮崎監督の前作『風立ちぬ』(2013年7月20日公開)は、全国454館で初日を迎え、最終興行収入120.2億円の大ヒットを記録。この映画の公開後に宮崎監督は会見を開き、長編アニメーションからの引退を宣言したが、今作の企画が始動し、引退を撤回。7年かけて完成にこぎつけた。宮崎監督は、現在82歳。

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