俳優の役所広司がまたも“世界的”快挙を成し遂げた。先月フランスで開催された「第76回カンヌ国際映画祭」最優秀男優賞(映画『PERFECT DAYS』)受賞の熱も冷めやらぬ中、6月1日より動画配信サービス「Netflix」で配信開始となった、役所主演のNetflixシリーズ『THE DAYS』が週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で堂々5位を記録した。
同作は、いまだ課題を多く抱えながら“廃炉作業”が進められている福島第一原発で「あの日、あの場所で何があったのか」を、政府、電力会社、そして原発所内で事故に対峙した人たちの3つの視点から重層的に描いた全8話のドラマシリーズ。役所は、当時福島第一原発所長として混乱した現場を指揮した故・吉田昌郎さんをモデルにした吉田所長役を演じている。
今日のシリーズトップ10では、日本で1位を獲得したほか、アメリカ、カナダ、イギリス、スペイン、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、オーストラリア、フィリピン、タイなど世界77の国・地域でトップ10入りを果たしている(6月7日時点)。
1位を獲得した日本では、「沈黙と厳かさで緊迫演出をこなす世界標準の和製ドラマ&いぶし銀の名優陣」、「誰もが知る事故だけに史実を大きく逸脱することなく、しかし感動的な物語を仕上げている」、「吉田所長役の役所広司他、俳優陣の演技が尋常じゃなく重い。画面から目が離せなくなる緊張感。あの当時の恐怖が間近に蘇る」など、主演の役所と共演者たちの重厚でリアルな演技に絶賛の声が続出、SNSで大反響を巻き起こしている。
海外のSNSでも「3回泣いた」、「日本人の名誉や責任に対する考え方に感銘を受けた」、「久々に見るTVドラマの最高傑作だ。最初から最後までサスペンスに満ちた手に汗握るドラマ。真に迫る恐ろしい物語。必ず見るべきだ。人間がいかに愚かな存在であるかがわかる」など、高評価が伺える。
また、事故現場で陣頭指揮を執った福島第一原子力発電所長の吉田が所員に退避命令を下す本編映像がWEBで公開されている。2011年3月11日、福島に押し寄せた津波によって未曾有の危機、福島第一原発事故が発生。全電源が喪失し、全6基のうち4基の原子炉が制御不能となった未曽有の危機に直面した所長の吉田が、所員に退避命令を下す場面だ。
吉田の元には、度重なる余震に見舞われた原子炉建屋の爆発や、原子炉建屋内の放射線量が上昇を続けているとの報告が続く。深刻な局面に立たされ本店に所員退避の許可を取った吉田は、「全所員に伝える」と呼びかける。その号令に、全員が手を止め所長の命令を聞くために受話器や無線機を手に次の言葉を待つ。「各班は最少人数を残して退避。残るべき人間は各持ち場の班長が指名すること」と指示を下す。
うなだれ、天を仰ぐ所員たちの姿に「皆さん、今やっている作業に直接かかわりのない方は避難していただいて結構です。本当に今までありがとうございました」と深く頭を下げる吉田と右腕として奮闘する、音尾琢真演じる5号機副長、木下の吐き出すことの出来ない無念の表情をとらえている。
役所は未曾有の危機に対峙した人物を演じるに当たって、「おそらく吉田所長は常に社員たちの無事と、恐ろしい状況の中で自分がもう駄目だといった振る舞いや表情は見せてはいけないということを意識していたんじゃないか、吉田所長があきらめた雰囲気を出したらみんなの士気が下がる、ということを考え、ドラマの中のリーダーとしてそういう部分は意識しようと思った」と、語っている。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
同作は、いまだ課題を多く抱えながら“廃炉作業”が進められている福島第一原発で「あの日、あの場所で何があったのか」を、政府、電力会社、そして原発所内で事故に対峙した人たちの3つの視点から重層的に描いた全8話のドラマシリーズ。役所は、当時福島第一原発所長として混乱した現場を指揮した故・吉田昌郎さんをモデルにした吉田所長役を演じている。
今日のシリーズトップ10では、日本で1位を獲得したほか、アメリカ、カナダ、イギリス、スペイン、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、オーストラリア、フィリピン、タイなど世界77の国・地域でトップ10入りを果たしている(6月7日時点)。
1位を獲得した日本では、「沈黙と厳かさで緊迫演出をこなす世界標準の和製ドラマ&いぶし銀の名優陣」、「誰もが知る事故だけに史実を大きく逸脱することなく、しかし感動的な物語を仕上げている」、「吉田所長役の役所広司他、俳優陣の演技が尋常じゃなく重い。画面から目が離せなくなる緊張感。あの当時の恐怖が間近に蘇る」など、主演の役所と共演者たちの重厚でリアルな演技に絶賛の声が続出、SNSで大反響を巻き起こしている。
海外のSNSでも「3回泣いた」、「日本人の名誉や責任に対する考え方に感銘を受けた」、「久々に見るTVドラマの最高傑作だ。最初から最後までサスペンスに満ちた手に汗握るドラマ。真に迫る恐ろしい物語。必ず見るべきだ。人間がいかに愚かな存在であるかがわかる」など、高評価が伺える。
また、事故現場で陣頭指揮を執った福島第一原子力発電所長の吉田が所員に退避命令を下す本編映像がWEBで公開されている。2011年3月11日、福島に押し寄せた津波によって未曾有の危機、福島第一原発事故が発生。全電源が喪失し、全6基のうち4基の原子炉が制御不能となった未曽有の危機に直面した所長の吉田が、所員に退避命令を下す場面だ。
吉田の元には、度重なる余震に見舞われた原子炉建屋の爆発や、原子炉建屋内の放射線量が上昇を続けているとの報告が続く。深刻な局面に立たされ本店に所員退避の許可を取った吉田は、「全所員に伝える」と呼びかける。その号令に、全員が手を止め所長の命令を聞くために受話器や無線機を手に次の言葉を待つ。「各班は最少人数を残して退避。残るべき人間は各持ち場の班長が指名すること」と指示を下す。
うなだれ、天を仰ぐ所員たちの姿に「皆さん、今やっている作業に直接かかわりのない方は避難していただいて結構です。本当に今までありがとうございました」と深く頭を下げる吉田と右腕として奮闘する、音尾琢真演じる5号機副長、木下の吐き出すことの出来ない無念の表情をとらえている。
役所は未曾有の危機に対峙した人物を演じるに当たって、「おそらく吉田所長は常に社員たちの無事と、恐ろしい状況の中で自分がもう駄目だといった振る舞いや表情は見せてはいけないということを意識していたんじゃないか、吉田所長があきらめた雰囲気を出したらみんなの士気が下がる、ということを考え、ドラマの中のリーダーとしてそういう部分は意識しようと思った」と、語っている。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
2023/06/09