今週（2023.5/5〜5/11）のYouTubeチャートTOP100の週間総視聴回数は先週比で11.4％減と10％台前半の減少となった。昨年もゴールデンウィーク後半から5月2週目にかけての視聴回数は2桁台の減少となっている。TOP100の初登場作は16作（先週4作）となった。

【写真】その他の写真を見る

　2週連続1位となったのは、現在放映中の人気TVアニメ『【推しの子】』（TOKYO MXほか）のオープニング（OP）主題歌、YOASOBI「アイドル」（視聴回数2339.4万回）。先週よりも視聴回数は4.3％減となったものの、依然として2000万台という高水準をキープしている。この話題沸騰中の楽曲が6月21日にCDリリースされる。数量限定の完全生産限定盤で販売され、アニメ描き下ろしイラストによる7inchレコードサイズの紙ジャケット仕様となっている。 「アイドル」英語版を含む計4曲が収録され、作者の赤坂アカが今回のために書き下ろした「アイドル」の原作小説『45510』も収録されることになっている。

　今週TOP30入りしたうち7割強の視聴回数が減少するなか、先週の約1.5倍に伸長したのは7位（先週25位）のSnow Man「あいことば」（同238.8万回）。5月17日リリースの3rdアルバム『i DO ME』のリード曲で、1曲目に収録されている。“合言葉”と“愛言葉”のダブルミーニングになっており、「聴いた人が想いを届けたい人への「あいことば」になるように…」という想いが込められている。ミュージックビデオ（MV）には、トランプやボーリング、カラオケに興じるメンバーの姿が映し出され、思わず一緒に笑顔になってしまうようなハピネスあふれる映像に仕上がっている。

　13位（先週22位）に順位を上げたのは、スピッツの「美しい鰭」（同197.2万回）。人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作となる第26弾『名探偵コナン 黒鉄の魚影（くろがねのサブマリン）』の主題歌。映画は、劇場版シリーズ史上初めて興行収入が100億円を突破して大きな話題になっており、主題歌もコナンや今作のキーパーソンである灰原哀の心情に寄り添うよう優しい楽曲と大好評、好調に視聴回数を伸ばしている。5月15日には記録的ヒットを続ける本作とスピッツ「美しい鰭」がコラボした＜劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』×スピッツ「美しい鰭」スペシャルムービー＞が解禁され、次週以降の動向にも期待がかかる。

　27位（先週32位）に上昇したのは、NEEDY GIRL OVERDOSE, KOTOKO & Aiobahn「INTERNET YAMERO」（同136.1万回）。承認欲求強めなヒロイン・あめちゃんを人気配信者とすべく、その活動をサポートしながらフォロワー100万人獲得を目指すマルチエンディングアドベンチャーゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』の関連楽曲として3月に発表された楽曲だ。4月に入ってバイラルヒットチャートの上位に食い込み、視聴回数を伸ばしている。同じくバイラルヒットでは、新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」が今週2位（同505.9万回）につけているが、同曲もさらに大きな存在感を示していきそうな気配だ。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」