2000年代にK-1 MAXで“魔裟斗のライバル”として人気を集め、現在も現役のムエタイファイターとして活躍するブアカーオ・バンチャメーク(40※当時のリングネームはブアカーオ・ポー・プラムック)が、5月6日に開催される格闘技『RIZIN.42』(有明アリーナ)に参戦することが決定した。
アグレッシブなファイトスタイルでファンを魅了し、タイでは伝説的な選手として大きな尊敬を集めている正真正銘のレジェンドの電撃参戦に、往年の格闘技ファンは大いに興奮。その対戦相手が、昨年末にK-1を離脱し現在はBreakingDownなどに出場している安保瑠輝也(27)となることで、新しい格闘技ファンの注目も集めた。
ORICON NEWSでは、参戦発表会見のために約10年ぶりに来日したブアカーオの単独インタビューに成功。地位も名誉も手に入れたレジェンドは、なぜ日本のRIZINで試合をするのか。K-1 MAX時代の思い出を振り返りながら、優しく語ってくれた。
■日本の一番の思い出は2004年のK-1 MAX「魔裟斗選手に勝って初めて王者になった試合」
――日本でも多くのファンに愛されたブアカーオ選手のRIZIN参戦は、驚きとともにファンに歓迎されています。久しぶりに日本で会見した感想は?
【ブアカーオ】あのような大きな会見を開いていただいて、ブアカーオがまた日本に帰ってきたことをみんなに知ってもらえて良かったです。ずっと試合を続けている以上、記者会見も続けているので、話すことは慣れています。
――約20年前から日本で試合をしてきましたが、一番の思い出は?
【ブアカーオ】一番印象に残っているのは、やはり2004年のK-1 MAXのトーナメント決勝で魔裟斗選手と戦って、自分が勝って初めてK-1のチャンピオンになった試合です。その当時は私のことを知っている日本のファンの人はほぼいなかったと思うので、大きな衝撃を与えたと思いますし、それで自分の名前を知ってもらってファンの方も増えたので、今でも忘れられません。
――日本で魔裟斗さんに会うご予定は?
【ブアカーオ】今回は会見だけですぐにタイに帰国しますし、次に来るときは試合なので、ちょっと先のことはわからないですけど、自分は日本に来られただけでものすごくうれしいです。
――約10年ぶりの来日ですが、日本で行ってみたいところは?
【ブアカーオ】試合が終わってケガが少なく時間があれば、ショッピングに行ったり、お寿司を食べたり、以前に行っていたところにまた行きたいです。今回が久しぶりの日本ですが、あまり変わっていなくて良かったです。そうだ、去年8月にタイで試合(エキシビションマッチ)をしたコウタ(三浦孝太)と一緒にご飯に行く約束をしているので、それが楽しみですね。
■「お金や地位や名誉には興味がない。自分は戦うこと、体を動かすことが好きなんだ」
――『RIZIN.42』で対戦する安保瑠輝也選手は、今年2月に『BreakingDown』という格闘技イベントで、K-1のレジェンドであるシリル・アビディ選手と対戦して勝利しましたが、そのことはご存知でしたか?
【ブアカーオ】いいえ、知りませんでした。私はアビディ選手と階級も違うのでリベンジという気持ちはないですが、自分は自分流の戦い方で勝つということだけ考えています。
――会見で安保選手は「ブアカーオ選手はタイのスーパースター」とおっしゃっていました。300試合以上も戦い、地位も名誉も手にしているレジェンドのブアカーオ選手が、今も戦い続けるモチベーションとは?
【ブアカーオ】同時代に戦っていた選手たちがどんどん引退して、それでも自分はずっと戦い続けているので、そういう姿に対して「レジェンド」と呼んでくれているんだと思います。戦い続けている理由は、純粋に戦うこと、体を動かすこと、トレーニング、そしてその結果をみんなに見てもらうことが好きだからです。お金や地位や名誉には私は興味が無いので、それは戦うことにはまったく関係ないです。
――戦える状態をキープし続けるために、もっとも心がけていることは?
【ブアカーオ】戦い続けるためには健康であることがすごく重要です。先ほども言いましたが、トレーニングも試合も大好きで、好きなことを続けることがモチベーションとなり、健康を維持しようと思って常に生活しています。
――何歳まで戦い続けたいでしょうか?
【ブアカーオ】年齢でいつまで、ということは自分の中では全く設定していません。その事を考える時期はもうすぎてしまったので、今は本当にできる限り長く続けていきたいです。でも、もしかしたらある日突然「もういいや、十分にやった」と思うかもしれない。自分の中ではまったく決めていないのですが、できるだけ長く自分がリングで戦っている姿を多くの人に見てほしいです。
――今回がRIZINに初参戦で、ブアカーオ選手のK-1 MAX時代の試合を見たことがない若いRIZINファンも多いと思います。そういう人たちにどんな姿を見せたいでしょうか?
【ブアカーオ】そうですね、昔からのファンで応援に来てくれる人もいるでしょうが、新しい世代の格闘技ファンの方だと私のことを知らない人もいるでしょう。そういった自分を知らない人たちにも、自分の強さやうまさに注目してもらって「むかし有名だったブアカーオという選手は、今もこんなに強いんだ」と感じてもらいたいし、日本のファンの人たちがみんなワクワク興奮するような試合をしたいと思います。
――会見で安保選手は「ブアカーオ選手をKOで倒さないといけない」と話していました。ブアカーオ選手は、この試合がどんな結末になると考えていますか?
【ブアカーオ】そういう考え方や発言をするということも含めて安保選手のスタイルだと思うのですが、実際に長く戦ってきた経験として、リングの上とは何が起こるかわからない場所です。安保選手がすごく力があって、自分を倒すことができたら、彼がすごく強い選手という証明になるので、全力で向かってきてほしいです。それで、本当に私をKOできるかどうか、たくさんのファンの皆さんに見てほしいと思います。
■5月6日『RIZIN.42』対戦カード
朝倉海 VS 元谷友貴
井上直樹 VS フアン・アーチュレッタ
ホベルト・サトシ・ソウザ VS スパイク・カーライル
三浦孝太 VS YA-MAN
佐々木憂流迦 VS ボイド・アレン
ジョン・ドッドソン VS 笹本樹生
ラマザン・テミロフ VS 浜本“キャット”雄大
ブアカーオ・バンチャメーク VS 安保瑠輝也
伊藤祐樹 VS 山本アーセン
山本琢也 VS 横山武司
城戸康裕 VS 木村“ケルベロス”颯太
芦田崇宏 VS 摩嶋一整
岸本篤史 VS ビクター・コレスニック
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
アグレッシブなファイトスタイルでファンを魅了し、タイでは伝説的な選手として大きな尊敬を集めている正真正銘のレジェンドの電撃参戦に、往年の格闘技ファンは大いに興奮。その対戦相手が、昨年末にK-1を離脱し現在はBreakingDownなどに出場している安保瑠輝也(27)となることで、新しい格闘技ファンの注目も集めた。
ORICON NEWSでは、参戦発表会見のために約10年ぶりに来日したブアカーオの単独インタビューに成功。地位も名誉も手に入れたレジェンドは、なぜ日本のRIZINで試合をするのか。K-1 MAX時代の思い出を振り返りながら、優しく語ってくれた。
■日本の一番の思い出は2004年のK-1 MAX「魔裟斗選手に勝って初めて王者になった試合」
――日本でも多くのファンに愛されたブアカーオ選手のRIZIN参戦は、驚きとともにファンに歓迎されています。久しぶりに日本で会見した感想は?
【ブアカーオ】あのような大きな会見を開いていただいて、ブアカーオがまた日本に帰ってきたことをみんなに知ってもらえて良かったです。ずっと試合を続けている以上、記者会見も続けているので、話すことは慣れています。
――約20年前から日本で試合をしてきましたが、一番の思い出は?
【ブアカーオ】一番印象に残っているのは、やはり2004年のK-1 MAXのトーナメント決勝で魔裟斗選手と戦って、自分が勝って初めてK-1のチャンピオンになった試合です。その当時は私のことを知っている日本のファンの人はほぼいなかったと思うので、大きな衝撃を与えたと思いますし、それで自分の名前を知ってもらってファンの方も増えたので、今でも忘れられません。
――日本で魔裟斗さんに会うご予定は?
【ブアカーオ】今回は会見だけですぐにタイに帰国しますし、次に来るときは試合なので、ちょっと先のことはわからないですけど、自分は日本に来られただけでものすごくうれしいです。
――約10年ぶりの来日ですが、日本で行ってみたいところは?
【ブアカーオ】試合が終わってケガが少なく時間があれば、ショッピングに行ったり、お寿司を食べたり、以前に行っていたところにまた行きたいです。今回が久しぶりの日本ですが、あまり変わっていなくて良かったです。そうだ、去年8月にタイで試合(エキシビションマッチ)をしたコウタ(三浦孝太)と一緒にご飯に行く約束をしているので、それが楽しみですね。
■「お金や地位や名誉には興味がない。自分は戦うこと、体を動かすことが好きなんだ」
――『RIZIN.42』で対戦する安保瑠輝也選手は、今年2月に『BreakingDown』という格闘技イベントで、K-1のレジェンドであるシリル・アビディ選手と対戦して勝利しましたが、そのことはご存知でしたか?
【ブアカーオ】いいえ、知りませんでした。私はアビディ選手と階級も違うのでリベンジという気持ちはないですが、自分は自分流の戦い方で勝つということだけ考えています。
――会見で安保選手は「ブアカーオ選手はタイのスーパースター」とおっしゃっていました。300試合以上も戦い、地位も名誉も手にしているレジェンドのブアカーオ選手が、今も戦い続けるモチベーションとは?
【ブアカーオ】同時代に戦っていた選手たちがどんどん引退して、それでも自分はずっと戦い続けているので、そういう姿に対して「レジェンド」と呼んでくれているんだと思います。戦い続けている理由は、純粋に戦うこと、体を動かすこと、トレーニング、そしてその結果をみんなに見てもらうことが好きだからです。お金や地位や名誉には私は興味が無いので、それは戦うことにはまったく関係ないです。
――戦える状態をキープし続けるために、もっとも心がけていることは?
【ブアカーオ】戦い続けるためには健康であることがすごく重要です。先ほども言いましたが、トレーニングも試合も大好きで、好きなことを続けることがモチベーションとなり、健康を維持しようと思って常に生活しています。
――何歳まで戦い続けたいでしょうか?
【ブアカーオ】年齢でいつまで、ということは自分の中では全く設定していません。その事を考える時期はもうすぎてしまったので、今は本当にできる限り長く続けていきたいです。でも、もしかしたらある日突然「もういいや、十分にやった」と思うかもしれない。自分の中ではまったく決めていないのですが、できるだけ長く自分がリングで戦っている姿を多くの人に見てほしいです。
――今回がRIZINに初参戦で、ブアカーオ選手のK-1 MAX時代の試合を見たことがない若いRIZINファンも多いと思います。そういう人たちにどんな姿を見せたいでしょうか?
【ブアカーオ】そうですね、昔からのファンで応援に来てくれる人もいるでしょうが、新しい世代の格闘技ファンの方だと私のことを知らない人もいるでしょう。そういった自分を知らない人たちにも、自分の強さやうまさに注目してもらって「むかし有名だったブアカーオという選手は、今もこんなに強いんだ」と感じてもらいたいし、日本のファンの人たちがみんなワクワク興奮するような試合をしたいと思います。
――会見で安保選手は「ブアカーオ選手をKOで倒さないといけない」と話していました。ブアカーオ選手は、この試合がどんな結末になると考えていますか?
【ブアカーオ】そういう考え方や発言をするということも含めて安保選手のスタイルだと思うのですが、実際に長く戦ってきた経験として、リングの上とは何が起こるかわからない場所です。安保選手がすごく力があって、自分を倒すことができたら、彼がすごく強い選手という証明になるので、全力で向かってきてほしいです。それで、本当に私をKOできるかどうか、たくさんのファンの皆さんに見てほしいと思います。
■5月6日『RIZIN.42』対戦カード
朝倉海 VS 元谷友貴
井上直樹 VS フアン・アーチュレッタ
ホベルト・サトシ・ソウザ VS スパイク・カーライル
三浦孝太 VS YA-MAN
佐々木憂流迦 VS ボイド・アレン
ジョン・ドッドソン VS 笹本樹生
ラマザン・テミロフ VS 浜本“キャット”雄大
ブアカーオ・バンチャメーク VS 安保瑠輝也
伊藤祐樹 VS 山本アーセン
山本琢也 VS 横山武司
城戸康裕 VS 木村“ケルベロス”颯太
芦田崇宏 VS 摩嶋一整
岸本篤史 VS ビクター・コレスニック
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2023/04/23