吉本新喜劇の新座長に就任する吉田裕(44)とアキ(53)が21日、大阪・なんばグランド花月(NGK)近隣の生國魂神社に奉告し、なんばの商店街を練り歩いた。5月2日〜8日の『吉本新喜劇 新座長お披露目公演』に向け、決意をあらたにした。 吉田とアキは、吉本興業の「吉」の文字が入った華やかな和装姿で、ホンワカパッパ〜隊を引き連れ、あいさつ回り。アキは「伝統を受け継ぐんだなと、改めて気が引き締まった。大阪の街全体を盛り上げていきたい」、吉田は「コロナ前のように海外の方も増えてきた。(商店街の盛り上がりに)負けないよう頑張りたい」と、きさくに声援に応えた。 3月21日の『吉本新喜劇記念日』の公演で、2人の座長就任が発表された。アキは「吉本に所属させていただいて30年以上になる」とし、新喜劇加入前から応援してくれている仲間やファンから多くの祝福があったと感謝。「集大成といいますか、恩返ししないと」と力を込め、「失敗を恐れず、新しい新喜劇を作っていきたい。ついてきてほしい」と呼びかけた。 東京で活動するケン(53)とのコンビ「水玉れっぷう隊」にも籍を置く。アキは「ケンからは『おめでとー』とLINEが来ました。良い関係で、それだけで大丈夫」とにっこり。「おじいちゃん役ができて、踊れて歌えて芸達者」と相方の実力を誰よりも知るだけに、「新喜劇にも力を貸してほしい。でも、東京に何かがあるみたい(笑)」といい、笑いを誘っていた。