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北村匠海、山田裕貴、吉沢亮『東リベ』再集結に「続ける義務がある」 新加入・高杉真宙は緊張の現場入り「自己暗示をかけた」
 2021年の劇場実写映画ナンバー1を記録した『東京リベンジャーズ』の続編がついに公開となる。原作ファンの間でも人気の高い『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』は『-運命-』と『-決戦-』の2部作となっており、前作以上のスケールで物語が展開される。主人公・タケミチ役の北村匠海(25)、ドラケン役の山田裕貴(32)、マイキー役の吉沢亮(29)、そして本作から登場の松野千冬役の高杉真宙(26)は、どんな思いで今作に挑んだのか? 2作目となった“チーム”の団結力を聞いた。

(左から)山田裕貴、北村匠海、吉沢亮、高杉真宙 (C)ORICON NewS inc.

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■『血のハロウィン編』までは続ける義務があると思っていた

――続編の話を聞いたとき、率直にどんな感想を持ちましたか?

北村:僕は最初にこの作品を始めるとき、『血のハロウィン編』までは続ける義務があると思っていたんです。前作のときも、英勉監督やプロデューサーさんに「これで終わる気がしないです」と話していたくらい熱い気持ちがありましたね。でもこんなにすぐにこの豪華メンバーで再集結できたというのがすごい。みんなが高い熱量で臨んでくれたことに感謝したいです。

山田:「続編やりたいね」という、匠海っちやプロデューサーさんの声をずっと聞いていたので、なんとなくそういう気持ちは持っていました。でもまずは第1弾を成功させなければ次もないので、これで終わっても後悔ないと思えるぐらい全力でやりました。正式に続編の話をいただいたときは「みんなまた集まれるんだな」という思いと、新しいキャストの方々もふくめて「わあ、スゲー映画になるな。改めてがんばろう」と背筋が伸びました。

吉沢:個人的には、前作から続投したメンバーたちの思いや、場地圭介や羽宮一虎、松野千冬などの新キャストを誰がやるんだろうというのが一番楽しみでした。非常に重要な役柄だし、僕の演じるマイキーとガッツリと絡んでくる相手なので。今回決まったメンバーはみなさんすごく合っていたので、そこの安心感も大きかったです。

――吉沢さんの話にもあったように、ファンの注目度も非常に高かった新キャスト。高杉さんは千冬という役で現場に入るとき、どんな思いでしたか?

高杉:作品を通じてみなさんの熱い思いは感じていたので、新キャストとして入らせてもらうのは、すごく緊張していました。でもすでに完成しているチームだったからこそ、すでに同じ方向を向いていて。僕らはそこに乗っかって行こうという気持ちで臨みました。

――第1弾と第2弾では、現場の違いは感じましたか?

北村:第1弾のときは、コロナ禍の影響で撮影が止まることが多かったのですが、今回は長い期間撮影で臨めたからこそ、みんなで話し合いながら進めることができた充実感がありましたね。

吉沢:あとさ、第1弾のときよりも、シンプルにスケジュールが大変だったと思います。それぞれの仕事も多いし、集まれる日程が少ない。それも大きな違いでした。

■体力勝負の現場の中で、絶対的ヒロイン・ヒナタ(今田美桜)の存在に救われた

北村匠海(C)ORICON NewS inc.

北村匠海(C)ORICON NewS inc.

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――そんなハードスケジュールのなか、アクションや叫ぶことも多い役柄に、すぐにスイッチが入るものなのですか?

山田:あのセットに入ったり、メイクとか衣装を着たりすると、自然と切り替わるよね。

北村:スイッチを入れるためにこうします……みたいなことは特にないかもですね。直前まで北村匠海として、くだらないことをみんなと話していても、スタートがかかるとスッと入れますね。

吉沢:でも俺らは前作があったから、役柄に入りやすいところはあったけれど、真宙なんかは大変だったんじゃない?

高杉:そうですね。やっぱり確認したくなりますよ。「千冬、これであっているよね」って(笑)。「大丈夫」って言われて「そ、そっか!?」って、もう自己暗示ですよね(笑)。

高杉真宙 (C)ORICON NewS inc.

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山田:まあ俺らも格好つけて「スッと入れます」なんていったけれど、最初のころは「すごいマイキーだよ!」「俺、ドラケンだよね?」「大丈夫だよね」なんて確認し合っていたからね。

北村:でも真宙くんとは過去に共演もしているし、人間性を知っているので、安心していましたよ。実は真宙くんが千冬を演じるということが、今回僕が楽しみだったことなんですよね。初日から芝居を見て「あー千冬だ」って。映画を観てもそれは感じた。特に後編になるにつれて千冬感が増しててすごかった!

高杉:人からそういう風に言ってもらえるのは本当に大事ですね。自信になります。

山田:タケミっちと千冬のかけあい、俺はすごく好きだったな。

山田裕貴(C)ORICON NewS inc.

山田裕貴(C)ORICON NewS inc.

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――千冬は劇中、かなりボコボコの顔のシーンが多かったですが、ああいうメイクはどんな気持ちになるんですか?

高杉:僕、血のりをつけられるとすごくテンション上がるんです。みなさんも?

北村&吉沢&山田:……。

高杉:あれ、俺だけ?

北村:確かに殴られた顔の気合はすごかったな。眼帯してタケミチと千冬で乗り込むシーンとか、気合がすごかった(笑)。

高杉:単純だから、血がついているだけでワクワクしちゃうんです(笑)。

――本作で印象に残っているシーンはありましたか?

北村:前編に関しては一虎がかっこよすぎた。一虎が「マイキー」って叫んで連れていかれるシーンは本当にすごくて、あれがすべての悲劇の始まりなんだなと思うと、本当に圧倒的なシーンだったなと思いますね。

山田:虹郎自体が「人への思いの強さ」が備わっているんだろうな〜と思えるような表情をしているんですよね。

北村:それと(今田美桜演じる)ヒナタがかわいかった!

山田:かわいかったね。

北村:とにかく男臭い現場でアクションも多くて体力的にもきついんですよ。でも、美桜ちゃんとの撮影は「明日楽しみ〜」って(笑)。

吉沢:こっちは男だらけで、汗水たらして筋トレとかしているのに(笑)。

吉沢亮 (C)ORICON NewS inc.

吉沢亮 (C)ORICON NewS inc.

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北村:彼女が絶対的ヒロインでいてくれるから、僕らが好き勝手やれるというか。実際、ヒナタの存在で、映画がギュッと締まる部分は多いんですよね。前編・後編通してそれはすごく感じました。本当に美桜ちゃんが現場に入るだけで、空気がパッと変わるんですよ。すごいエネルギーだと思います。

――本当に熱い作品になっていますね。最後に、これから映画を観るお客さまへ向けてメッセージをお願いします。

北村:『血のハロウィン編』は前編・後編通して、やばいぐらい熱量の高い作品になっています。原作ファンはもちろん、これまで観たことなかった方も、ぜひご覧になっていただきたいですね。テーマは“涙”だと思っています。人の温かさや冷たさなどいろいろな感情に触れることで、自然と涙が出るような物語になっています。

山田:前後編でひとつの作品。ある意味で場地と千冬のペヤングみたいな……そんな映画です。

取材・文/磯部正和
写真/MitsuruYamazaki

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