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　5月6日に行われる格闘技『RIZIN.42』（有明アリーナ）の追加カード発表会見が13日に都内で行われ、2000年代にK-1 MAXで“魔裟斗のライバル”として人気を集めたブアカーオ・バンチャメーク（40※当時のリングネームはブアカーオ・ポー・プラムック）が参戦することが発表された。昨年末にK-1を離脱し、現在はBreakingDownなどに出場している安保瑠輝也（27）と70キロ契約のRIZINキックボクシングルールで対戦する。

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　ムエタイで活躍していたブアカーオは2004年からK-1 MAXに参戦し、同年のトーナメントで前年王者の魔裟斗を決勝で下し、初出場にして初優勝を達成。06年にも優勝してK-1 MAXで初の2度目の王者となった。アグレッシブなファイトスタイルでファンを魅了し、タイでは伝説的な選手として大きな尊敬を集めている。

　昨年8月にはRIZINファイターの三浦孝太、10月にはK-1 MAXでも激闘を繰り広げた佐藤嘉洋とタイでエキシビションマッチにて対戦した。さらに、今月1日にはRIZINの公式ツイッターで榊原信行CEOとの対戦が発表。エイプリルフールのネタだったが、ファンからは「実現してほしい！」と声が上がっていた。それから2週間、相手は榊原CEOではないがブアカーオのRIZIN初参戦が電撃決定した。

　今回が約10年ぶりの日本での試合となるブアカーオは「また日本に来られて、RIZINという舞台に参戦することができて、うれしく思います。当日は最高の試合をする自信があります」と意欲を見せる。また、「RIZINとのかかわりは1回だけと考えておらず、長期的にいい関係を築いていければ。タイの選手もRIZINに注目しているので、自分のジムの若い選手が参戦できる架け橋にできれば」と今後の展望を語った。

　対する安保は16年からK-1に参戦し、19年6月にゲーオ・ウィラサクレックのスーパー・ライト級王座に挑戦し、延長戦で勝利してベルトを腰に巻いた。その後もK-1のトップ戦線で活躍し、昨年の『THE MATCH 2022』で山田洸誓に判定勝利すると、その試合を最後にK-1から離脱。今年2月には話題の格闘技イベント『BreakingDown』に初参戦し、K-1レジェンドのシリル・アビディに勝利した。

　実際にタイに行ってブアカーオのスーパースターぶりを身をもって知っているという安保は「ブアカーオ選手は300戦くらいして、戦うことに恐怖がないと思うけど、俺の攻撃を食らったらビックリするとはず。この試合でブアカーオ選手をKOして安保瑠輝也の時代を作っていく」と宣言した。

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