俳優の斎藤工、趣里が出演し、監督を竹中直人が務めた映画『零落』（3月17日公開）より、2月22日“猫の日”にちなんで、“猫”にまつわる本編映像・場面カットが公開された。

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　同映画は、青春漫画『ソラニン』などの作者・浅野いにおの同名漫画が原作。主人公の元人気漫画家・深澤薫を斎藤が、“猫のような目をした”風俗嬢・ちふゆを趣里が演じる。

　「今でも猫顔の女性と会うと緊張してしまうんだ」という心の奥底にある思いとともに現れる、深澤（斎藤）が新人漫画家時代に交際していた“猫みたいな目をした”女性 （玉城ティナ）の目元のクローズアップ。

　8年間の長期連載を終え無気力で鬱屈した日々を過ごす深澤に対して、妻・のぞみ（MEGUMI）は話題の作家を担当する漫画編集者として忙しく動き回っている。怠惰で自暴自棄な毎日を漂流する深澤が自宅でかわいがっている飼い猫のチー。深澤はチーに対しては唯一慈しむような眼差しを向けていた。

　いつも“猫目”に囚われていた深澤はある日、“猫のような目をした”ミステリアスな風俗嬢・ちふゆ（趣里）と出会う。

　物語の鍵を握るちふゆと出会った深澤が最後にすがりつくものとは？　七転八倒し、もがきながらも堕ちていく哀しくも美しい人間の姿を体現する斎藤がその巧者ぶりを示す。

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