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「自分がRIZINに出ることで損をしている人はいない」周りを幸せにする梅野源治のヤバすぎる“爆梅”現象【単独インタビュー後編】
 いま日本の格闘技界で最も“ヤバイ”存在となっている梅野源治(34)。「ヤバイだろ」「学ばせ」「ベビ梅」「大人になれ」など、会見で発する言葉が次々とバズりまくり、お笑い芸人のかまいたちやYouTuberのヒカキン、カジサックなどが「ヤバイだろ」を連発する“爆梅”現象が巻き起こっている。

ORICON NEWSに学びの雨を降らせた梅野源治 (C)ORICON NewS inc.

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 そんな旬のファイターが先月26日、カップルYouTuberのなこなことTwitterでのやり取りしていたので、ORICON NEWSがそれを記事化したところ、見出しの「YAVAYお兄さん」という表現が気になった梅野は「今回はORICONか YAVAYお兄さん?確実にばかにしてるな お前らにも近々降らせるよ」とツイート。これはヤバイと、すぐに謝罪に伺うために連絡したところ、学びのインタビューの機会を与えてくれた。今回はそのインタビュー後編で、大みそかの『RIZIN.40』で対戦した平本蓮や、RIZINで躍動する若きムエタイ戦士・吉成名高への評価や、梅野源治がムエタイを始めたきっかけなどを語った。

■「平本蓮は一貫性があり道筋が通っている。タイミングが合えばコラボもしたい」

――昨年大みそかの『RIZIN.40』で対戦した平本蓮選手は、SNSでの過激な発言が物議を醸すことも多いですが、梅野選手の評価は?

【梅野】彼のことがすごく好きだし、尊敬しています。元々は立ち技の選手で、K-1でたくさんの強い選手にも勝って、それでもさらに上を目指してリスクを背負いながらMMA(総合格闘技)に挑戦した。それまでやってきたことで結果を残しながらほかのことに挑戦するって、素晴らしいことです。そして、彼のSNS発言に肯定も否定もいろいろ意見があると思いますが、彼は全部のデメリットを引き受けています。炎上や訴訟問題もあると思いますが、彼は全部わかったうえでやってるはずだし、彼は自分が認めている選手には否定的なことは言っていない。次に戦う斎藤裕選手にもリスペクトを示しているし、一貫性があるから男として道筋が通っています。そして、彼からもっとも感じるのは、格闘技が大好きなんだということ。幼少期から今に至るまで強くて熱い想いをかけてきたから、それをバカにされたくないという気持ちが大きくて、格闘技をビジネスにして面白おかしくやってる人に対しては否定的なんだろうなって思います。そこには全くブレがないですね。

――平本選手も試合後は梅野選手にリスペクトを示していますし、ツイッターではコラボの提案もされていますね。

【梅野】彼も海外に行ったりして忙しそうだけど、タイミングが合えばやりたいですね。彼とは芯の部分が同じだと思うので、コラボしたら化学反応が起きて面白いんじゃないかな。

――オリコンもぜひ、そのコラボを取材したいです!

【梅野】オリコンもこのインタビューから学んでベビ梅になったか。今後ともいい付き合いができそうですね。

――もう一人、評価を伺いたい選手がいます。梅野選手よりも先にRIZINに参戦していたムエタイファイターの吉成名高選手については?

【梅野】彼はまだ22歳と若いのですが、日本人で初めてムエタイの2大ベルトと言われる「ラジャダムナン」と「ルンピニー」の両団体のタイトル統一する快挙を成し遂げたのに、素直で性格もすごく良くて、本当に素晴らしいファイターです。そして、彼の一番いいところは、幼少期からベビ梅なんですよ。本人もジムの方も「梅野選手がいたからムエタイのベルトを目指して、ここまで来ることができました」と言ってくれました。すごく魅力的なので、これからも楽しみな選手です。

ORICON NEWSに学びの雨を降らせた梅野源治 (C)ORICON NewS inc.

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■“日本ムエタイ界の至宝”だが……「最初はムエタイじゃなくてMMAをやりたかった」

――今回がオリコンでは初インタビューなので、梅野選手のこれまでのキャリアついてもお伺いします。今や日本のムエタイを代表するファイターとなっていますが、そもそもムエタイを始めたきっかけは?

【梅野】格闘家になりたいと思ったのは高校2年生の頃で、それまではスポーツを全くやっていなかったし、一つも夢なんて持ったこともなかったし、人から褒められたこともなかったです。きっかけは、単純に強い男への憧れみたいなもので、格闘技を習ってる友だちにパンチの打ち方や投げ技とかを教わってたら、「すごい才能あるな」って言われたり、それまでさんざん怒って否定しかしなかった体育教師がそれを見て「お前はチャンピオンになれるから、知り合いのジムを紹介するから行け」と。初めて人に認められたと思って、自分が1番強くなったらもっと褒められて、仲間も増えて、たくさんの人を守れるんじゃないかと思って、ムエタイのジムに通い始めました。でも最初は、ムエタイじゃなくてMMAをやりたかったんです。

――そうだったんですね。なぜですか?

【梅野】理由は簡単で、生物として一番強くて、喧嘩で一番使えるのがMMAだから。なので最初はMMAのジムに行こうと思ったのですが、格闘技をやっていた仲のいい友だちから「お前の体型は手足が長いから、ボクシングかムエタイっぽい」って言われて。その2つなら肘や蹴りが使えるムエタイの方がいいかなと思って、ジムを調べて最初に出てきたPHENIXジムに入りました。でも、めちゃくちゃ自信にあふれてジムに来て、パンチを打ってみたけど、隣でやってる自分より小さな女性会員よりもいい音がしない。その人よりも強い男性会員がいて、その上にアマチュア選手、プロ選手、日本ランカー、日本チャンピオン、世界ランカー、そして世界チャンピオンという高い山があるけど、この山のトップに立った時にどんな景色が見えるんだろうとか、王者になったら俺のことを認めるやつがすごく増えるんじゃないかと思ったら、どんどんムエタイにのめり込んでいきました。

――「ムエタイで日本人はタイ人には勝てない」とずっと言われてきましたが、梅野選手は圧倒的な強さを誇り、本場のタイでタイ人選手からベルトを獲得しました。

【梅野】当時の日本人選手がタイ人選手と試合しても、パンチを振り回して当たればラッキーというギャンブルみたいな戦い方ばかりでした。自分はちゃんとテクニックを学んで突き詰めて、10年かけて勝てる確率を上げるスタイルを作りあげて、ムエタイの聖地「ラジャダムナン・スタジアム」のライト級チャンピオンになれました。最初の目標だった“世界一の男”になることができたので、今度はムエタイの認知度を上げるためにRIZINなどに出て、業界発展の手助けができたらと思っています。

――いまやRIZINの中心人物といえる存在感で、オリコンのYouTubeチャンネルで公開した『RIZIN.40』の試合後選手インタビューでは梅野選手が一番の再生数でした。

【梅野】梅野源治がRIZINに出ることで、損してる人はいないです。戦った選手も誰一人傷つけていないですし、でもRIZINは俺をバカにしてくるので腹は立ってますけどね。RIZIN、そしてかまいたち、こいつらは今年確実に学ばせます。

寛大な心でORICON NEWSの記者(左)に学びの雨を降らせた梅野源治 【画像は梅野源治ツイッターより】

寛大な心でORICON NEWSの記者(左)に学びの雨を降らせた梅野源治 【画像は梅野源治ツイッターより】

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■「オリコンもしっかり学んだか。今年学ばせるのはかまいたち、RIZIN、佐藤大輔だ!」

――今年からOSクリエイトという事務所とマネジメント契約されましたが、これはどういう目的でしょうか?

【梅野】ありがたいことにベビ梅が増えすぎて、逆にアンチも増えてきて、自分もいろいろやっていきたいと思う中で、対応しきれない部分がでてきたのでサポートしていただく事務所が必要だと思っていたら、OSクリエイトの方がベビ梅だと。学ばせの道をともに歩んでいきたいと言っていただいたので、契約しました。いろいろ支えていただいて、感謝していますよ。

――そろそろお時間となります。いろいろ話していただきまして、ありがとうございました!

【梅野】ここまでの取材時間はどのくらい?(当初の予定では30分が実際には45分となっていたが)まぁ、ちょうどいいかな。オリコンもしっかり学んだと思うので、ベビ梅として学びを広げてくれ。最後に繰り返して伝えておこう。俺が今年学ばせたいのは、かまいたち、RIZIN、そして佐藤大輔だ!

●梅野源治:“日本ムエタイ界の至宝”と呼ばれる国内トップのムエタイファイター。18歳でムエタイの道に進み、ムエタイの本場タイのトップ選手と鎬を削り、いままでに数々のタイトルを獲得してきた。16年10月にはラジャダムナンスタジアムのライト級タイトルマッチに挑み、日本人として史上6人目の王者となる快挙を成し遂げる。2021年6月よりRIZINに参戦。22年3月の『RIZIN.34』で皇治と対戦して判定で敗れたが、その判定結果に納得がいかなかった梅野の表情や試合後のインタビューが話題となり「ヤバイだろ」旋風が巻き起こる。22年10月、RIZIN.39のトレント・ガーダム戦では開始21秒でガーダムの足を破壊するという衝撃的なTKO勝利を挙げると、一気に人気が爆発した。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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  • 『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』第6試合 平本蓮VS梅野源治(C)RIZIN FF
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