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『ライブ&エビル&デモンズ』日向亘&小松準弥インタビュー 「助けてくれ…カゲロウ…」撮影秘話
 昨年8月にテレビシリーズ最終話を迎えた『仮面ライダーリバイス』の集大成となる作品がVシネクスト『リバイス Forward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』。そんな作品にダブル主演するのが、仮面ライダーライブ/五十嵐大二・仮面ライダーエビル/カゲロウ役の日向亘と門田ヒロミ/仮面ライダーデモンズ・ムラマサ役の小松準弥。ORICON NEWSでは、2人に動画インタビューを実施。本作への思いや、『リバイス』屈指の名シーンとなる44話の裏話などを聞いた。

『仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』に主演する(左から)小松準弥、日向亘 (C)ORICON NewS inc.

『仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』に主演する(左から)小松準弥、日向亘 (C)ORICON NewS inc.

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■集大成の作品が関係し感慨 カゲロウ裏切る? ヒロミそっくりなムラマサ登場

 『リバイス Forward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』は、『仮面ライダーリバイス』、昨年末に公開された『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル』の、その後を描く作品。2月10日から新宿バルト9ほかで期間限定上映が開始。また、5月10日にリリースされるBlu-ray&DVDでは通常版のほか、作中で登場する変身アイテム「ジャイアントスパイダー&メガバットバイスタンプ」が付属した『DX ジャイアントスパイダー&メガバットバイスタンプセット版』も同時発売となる。

――『仮面ライダーリバイス』の集大成となる『仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』が完成しました
【日向】いよいよ完成して、皆さんにお披露目できます。『仮面ライダーリバイス』の劇場版は、撮影してから公開までの期間が短かったんですけど、今回は半年ぐらい空きました。だいぶ撮影から時間が経っての公開で、自分たちが言うのもあれですけど満を持しての公開になります。うれしいです。

【小松】まさに集大成、という感覚があります。本編が終わって、すぐに撮影があったんです。本編が最終話を迎えた段階では、Vシネが残っていて『リバイス』が続いていく感覚がありました。これが完成して、いよいよ『仮面ライダーリバイス』という物語、走ってきた時間に区切りがつく、という感覚がります。僕たちも早く見てほしいという話をずっとしていた。お客さんの反応が楽しみですし、『リバイス』の物語が最後にどのように着地するのかを見てもらいたいです。

――予告編はヒロミが白昼堂々、誘拐事件を起こしている、という衝撃の内容でした。
【小松】ヒロミが誘拐犯として追われる身になっているところから、どんどん物語が展開されます。それを通して、ヒロミは何が目的で事件を起こしたのか、それに大二、カゲロウ、ブルーバードのメンバーがどう絡んでくるのか。誘拐事件を通して、すべてがつながるので注目して見ていただけたら。

――大二の悪魔であるカゲロウが本当に裏切るのかも注目ポイントになります。
【日向】カゲロウは、素直じゃない悪魔なので、いろいろ考えているのか(笑)。はたまた本当に裏切るのか…。ヒロミに瓜二つのムラマサという存在がいて、そっちに行くのか…。先が読めない展開。カゲロウの危うさを表現できるような芝居を心掛けたので、そう思っていただけたらうれしいです。

――ヒロミそっくりなムラマサが出てきました。
【小松】一人二役か、と。本編を撮影している時から日向の一人二役を近くで見てきた。1番、最初に頭に浮かんだのは大二とカゲロウでした。でも、それを見て、いつか一人二役をやってみたいという思いもありました。ヒロミという役を1年やらせてもらって、それを経て、ほかの性格をやるとしたら自分は、どうアプローチするのかなと小松準弥自身としては気になっていた。いろんなことが楽しみでした。あと、ムラマサは刀を使うので楽しみでした。特技に殺陣を挙げさせていただいていたので。ヒロミとしては弓や銃を使っていたのですが、今回は刀のアクションが楽しみでした。

【日向】これだけ言わせてほしいのは、準さんの刀のアクションを見に行くだけでも価値があります! 坂本浩一監督の演出で、小松準弥のド派手な大迫力のアクションを見るだけで価値がある。本当に感動しました。

【小松】うれしい! でも、それだけじゃないよね。僕たちと言えば、本編が終わるときにフェニックスがなくなってブルーバードを設立して、そこでの話にもなります。大二とヒロミの関係性は、どうなっていくのかなどもポイントになっています。あと、本編を見てきた人がグッとくるポイントも散りばめられています。そういうところも注目していただけたら。

――前田拳太郎さん、日向亘さん、井本彩花さん、濱尾ノリタカさん、浅倉唯さん、関隼汰さん、八条院蔵人さん、小松準弥さんが歌うエンディングも注目です。
【日向】いい曲。あれは泣かせるために作られた曲です(笑)。

【小松】僕らを泣かせて、みんなも泣かせる曲です(笑)。ミュージックビデオも作らせてもらいました。『仮面ライダーリバイス』のエンディングで、役として歌うのかなって思ったら本人として。1年間、役をやると体になじむ。どこか要素があるけど本人。役を超えた僕たちの絆、信頼関係を全面に出しながら歌いました。

【日向】僕と大二とカゲロウが共存してました。1人の中に2人や3人の魂が入ってますね。

『仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』に主演する(左から)小松準弥、日向亘 (C)ORICON NewS inc.

『仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』に主演する(左から)小松準弥、日向亘 (C)ORICON NewS inc.

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――テレビシリーズで思い出のせりふはありますか?
【小松】44話ですかね。

【日向】なんで先に言うの! 一緒に言いたかった…。

――44話「全身全霊をかけて、決断の行方」では、大二を救うためにヒロミが“全身全霊”をかけて仮面ライダーデモンズに変身します。
【日向】44話のカゲロウが帰ってきて、ヒロミが説得するシーンは、僕たちの関係性や絆がもっと深まった日でした。前日も僕が不安で…。いろいろな葛藤があって、最後に感情が爆発してカゲロウが帰ってくる。大二の闇落ちの期間は長かった。そこでぬるっとカゲロウが帰ってくるのは違うなと思った。視聴者の皆さんにもむずがゆい思いをさせてきてしまったので。そのためにヒロミさんも命を削って変身してくれた。僕のお芝居が1番大事で、この1年間、学んできたものを全て出し切るぐらいのシーンでした。

【小松】ずっと悩んでいたんだよね。撮影で会うたびに「準さん、あのシーン怖いです」って言っていた。

【日向】前日も電話して「僕、わかんないです…」って言ったら、それに準さんは「大二の芝居を爆発させるには、俺の芝居が大事なんだよ」って。でも、それを言ったら『ヤバい、俺も緊張してきた…』って(笑)。自分で言って、自分で緊張しちゃったんですよね。

【小松】言った(笑)。安心させたくて「何も気にするな。できなかったら引き出せなかった俺のせいだ」ってカッつけちゃったんです。そしたら、自分で自分にプレッシャーをかけた形になっちゃって(笑)。

【日向】2人して、その日は緊張しちゃって(笑)。

【小松】でも、日向の前で緊張を見せちゃダメだと思って「日向、おはよう! きょうは肩の力を抜いていこう!」って言ったけど、裏では「どうしよう…」って思って…。

【日向】準さん、ちゃんと見てましたよ(笑)。めっちゃ集中していて。話しかけない方がいいかなって僕も気を使ってました(笑)。

【小松】そうなの? 恥ずかしいね(笑)。

【日向】でも、あの日は役を超えました。扉が開いた、というか。カッコいいことを言うと。お芝居というか、僕たち2人の関係が先に行ったというか。「この人は心から信頼していいんだ。好き」みたいな。好きがあふれた日でした。

【小松】「助けてくれ、カゲロウ」に行くまで、大二は感情が揺れる。そのためにヒロミが帰ってきたと言っても過言ではない。戻ってくるまでの間は(Blu-ray特典のヒロミの帰郷物語の)『DEAR GAGA』というもので、ヒロミは挫折をして自信がなくなった。命に対する考え方も実家で母と過ごすことによって「命をかけて戦う」から「命があるからこそ守るべきものを守る」になった。心配してくれる人に気づけたヒロミだからこそ、大二に「変われるんだぞ。やり直せる」と声を掛けられる。それはヒロミにしかできない役割だと思う。日向とは年齢も経験も僕のがちょっと上。日向が不安に思っているところに「大丈夫だぞ」というのも乗せられた。役を超えたのは、そういうところにつながっているのかな。

――仮面ライダーライブと仮面ライダーエビルのオリジナル強化フォーム「仮面ライダーライブマーベラス」と「仮面ライダーエビルマーベラス」、仮面ライダーデモンズのオリジナル強化フォーム「仮面ライダーインペリアルデモンズ」が登場します。

【日向】カッコいいですよね! いろいろな色が入ったな、と。この色合でカッコいいのがスゴい。

【小松】あとはベルトじゃない?

【日向】そうですね。1話で大二がリバイスドライバーを使えなかった屈辱を晴らす。1年半越しのリベンジ。そこは台本を読んだ時にうれしかったです。

【小松】インペリアルデモンズは、とんでもないカッコよさ! なんといっても絶対的な皇帝感というか。この仮面ライダーが助けに来てくれたら大丈夫と思えるような安心感。ヒロミにもう迷いがない意思にも見えるフォームだなと思いました。あと、デモンズドライバーで、いろんな方が変身してますけど僕はスパイダーゲノムにずっと変身していた。そこに愛着があって。ヒロミとしてか、小松としてかはわからないけど、デモンズドライバーはスパイダーゲノム。そのスパイダーの強化なのが胸熱でした!

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします。
【小松】ついに『仮面ライダーリバイス』の集大成となる『リバイス Forward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』が公開されます! 本編1年間やらせてもらい、みんなで積み上げてきたものの全てを詰め込んだ作品になっています。ブルーバードを設立して、そこで大二とヒロミがどんな仕事をしているのか、ほかのみんなはどのようにして過ごしているのか、など。1年間見てくださった方にはより楽しめる内容になっていますし、見てこなかった方も『仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』を見たら『リバイス』を見たいと思えるようなステキな愛のある作品になっていますので、ぜひ楽しみにしていてください!

【日向】これまで「最後」と何度も言ってきましたけど、本当に今回が最後。その作品に2人で並んで主演させていただけて、うれしかったです。1年間、応援してくださったファンの皆さんとスタッフの皆さん、キャストと全員が、このVシネで「『リバイス』楽しかったな。また、いつかみんながそろって1つの作品を作ってほしいな」と思ってもらえるような作品になっております。まだ『リバイス』を見たことがない人も楽しめる作品になっていますので、本当にたくさんの方に見てほしい作品になっていますので、ぜひ劇場で!

 そのほか、動画では2人の同時変身や、名シーンの再現なども行っている。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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