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『進撃の巨人』作者、思い出の机を手放す フランスのオークション出品で代金「国境なき医師団」へ寄付
 人気漫画『進撃の巨人』作者・諫山創氏が29日、同作連載中に使用していた机4卓を、フランスで開催された『アングレーム国際漫画フェスティバル』のオークションに出品した。この机4卓は現在、フランスのオークションサイトで入札することができる。

オークションに出品された漫画『進撃の巨人』作者・諫山創氏の机(写真はオークションサイトより)

オークションに出品された漫画『進撃の巨人』作者・諫山創氏の机(写真はオークションサイトより)

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 出品されたのは、『進撃の巨人』連載中に仕事場で使用していた机4卓で、本物の証拠に諫山氏が自ら、木製の天板にマジックで「超大型巨人」「エレンとリヴァイ」「エレンとアルミン」「エレンとミカサ」のイラスト付きサインを描いている。

 諫山氏は今回のオークションについて動画コメントを寄せ、「今回オークションに出品させていただきますのは『進撃の巨人』の仕事場で使わせていただいた机です。この机は仕事に集中できるよう家具デザイナーだった父に頼んでオーダーメイドで作っていただきました」と説明。

オークションに出品された漫画『進撃の巨人』作者・諫山創氏の机(写真はオークションサイトより)

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 「制作していただいたのは故郷である日田にある「日東木工」さんです。この机の上で僕やアシスタントさん方と約4年間『進撃の巨人』が生み出されていきました」と伝えた。

オークションに出品された漫画『進撃の巨人』作者・諫山創氏の机(写真はオークションサイトより)

オークションに出品された漫画『進撃の巨人』作者・諫山創氏の机(写真はオークションサイトより)

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 また、机との思い出も語り、「時には弁当を食べたり、突っ伏して寝たり、くだらない話で盛り上がった時も、締め切り前でピリピリした時も、担当さん達と話の展開を考えた時も、制作に費やした全ての時間、自分にとっては少し遅れてきた青春であり、この机と共にありました」と告白。

オークションに出品された漫画『進撃の巨人』作者・諫山創氏の机(写真はオークションサイトより)

オークションに出品された漫画『進撃の巨人』作者・諫山創氏の机(写真はオークションサイトより)

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 「デジタル作画が主流となり、大人数で漫画制作することもなくなりつつあります。昨今においては、無用の長物なんですが、僕にとっては大変思い入れの深い机です。それが誰かの役に立てれば幸いです」と振り返った。

 最後に「オークションにあたりサインとイラストを書かせていただきました。昨今、悲しいニュースが多いですが、少しでも世界が平和になるように少しでも貢献したいと(考え)、今回ご購入いただきました代金は「国境なき医師団」に寄付させていただきます」と呼びかけた。

■オークション概要
サイトURL:https://drouot.com/v/136296-bande-dessinee-et-illustration
出品 : 机 4卓(各1卓ずつ)
諫山創自らによるオリジナルイラストつき
素材 : 木、金属
サイズ : H 112cm,/H planche 71,5cm, L 120cm, P 71,5cm
重量 : 約100kg
イラスト : 木製の天板にマジック

1 超大型巨人
2 エレンとリヴァイ
3 エレンとアルミン
4 エレンとミカサ

オークション開始額 : 500ユーロ 予想落札額 : 2000〜4000ユーロ
※机は現在、東京にて保管中。日本国内からもオークションへ参加が可能で、机の発送は東京都より。オークション終了は2月11日午後4時30分。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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