京阪ホールディングスは21日、京阪電車のイメージキャラクター「おけいはん」の第8代目に、滋賀県出身の俳優・三浦理奈（18）を起用し、キャンペーンを開始すると発表した。初代を演じた水野麗奈（40）も登場し、約20年を経て「おけいはん」の歴史をつなぐ。

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　「おけいはんキャンペーン」は、京阪沿線のPR強化を目的に2000年12月にスタート。初代の「淀屋けい子」を水野が03年11月まで務め、「京阪乗る人、おけいはん。」のフレーズとともに話題を呼んだ。その後、7代にわたり、沿線や時代の変化に応じたさまざまな「おけいはん」が登場し、親しまれてきた。

　8代目となる三浦は、2016年に第41回「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で審査員特別賞を受賞して芸能界デビュー。映画『リスタートはただいまのあとで』や、ドラマ『記憶捜査2〜新宿東署事件ファイル〜』『ロマンス暴風域』『真犯人フラグ』『准教授・高槻彰良の推察』などに出演。カラオケまねきねこ『ZEROカラ』二代目イメージキャラクターも務めている。

　三浦が演じる「おけいはん」の名前は「枚方けい子」で、由来となった枚方市駅は、京阪電鉄で京橋駅、淀屋橋駅に次ぐ乗降者数を有し、現在は25年度中の完了を目指して駅前の再開発事業が進められている。キャンペーンワードは「継ぐおけいはん」となり、沿線各所に受け継がれてきた歴史とともに、25年の大阪・関西万博に向けて「時代・地域・人をつなぐ」様子を描いていく。

　そうしたなか、きょう21日から掲出などが始まった「登場編」には、初代の水野も姿を見せる。披露されたポスタービジュアルなどには、当時の水野と、18代目・三浦が並んで描写され、「京阪のる人、おけいはん。」のキャッチコピーとともに、バトンタッチを感じさせるものとなった。

■「おけいはんキャンペーン」系譜
初代おけいはん 「淀屋けい子」水野麗奈（2000年12月〜 2003年11月）
2代目おけいはん 「京橋けい子」江本理恵（現・えもとりえ）（2003年12月〜2006年11月）
3代目おけいはん「森小路けい子」神農幸（2006年12月〜 2009年11月）
4代目おけいはん 「楠葉けい子」日向千歩（2009年12月〜2012年11月）
5代目おけいはん 「中之島けい子」畦田ひとみ（2012年12月〜2015年11月）
6代目おけいはん 「出町柳けい子」林真帆（2015年12月〜2018年11月）
7代目おけいはん 「三条けい子」中川可菜（2018年12月〜2022年11月）