プロフィギュアスケーターの浅田真央（32）が10日、大阪市内でアイスショー『BEYOND（ビヨンド）』の合同取材会に出席した。憧れの歌手・浜崎あゆみのライブに触発されたプログラムとなり、「中学生の時の夢が今につながっている」と感謝を伝えた。

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　今年9月にスタートしたアイスショーは、来年3月まで全国17都市、約70公演を予定する。タイトルの“BEYOND”に触れ、浅田は「乗り越えて進化したいという思いを込めた」と強い決意。ファンに向けて「いろいろなことがあると思うけれど、少しでも乗り越える力になってもらえたら」とメッセージを送った。

　音楽、衣装、照明など、全て浅田自身が考案したもので、出演者はSNSで募集するなど、ならではの工夫もこらされた。後輩たちへ「オリンピックに出たいというだけじゃなくて、こういうショーに出たいというスケーターが出てきてくれたらうれしい」と呼びかけた。

　華やかに楽しませる一方、「細部まで一切妥協していない」という。その背景には「私自身が中学生の時に観た浜崎あゆみさんのライブがある」と明かした。浜崎のステージはフィギュアにはなかった世界で、「引退したらやってみたいと思って、今がある。中学生の時の夢が今につながっている」と感激にひたった。

　浅田は「浜崎あゆみさんのライブ映像を観ると、頑張ろうと思う」といい、「気持ちを高めてから（ショーの会場へ）行くようにしています」と語っていた。

　関西では、今月12日・13日に京都アクアリーナ、来年3月4日・5日に大阪・東和薬品RACTABドームで開催される。