ピンク・フロイド、28年ぶり新曲リリース 収益はウクライナ人道支援募金へ寄付
 英ロックバンドのピンク・フロイドが8日、ウクライナの人々を支援するための新曲「HEY HEY RISE UP」を緊急リリースした。同曲は、1994年の「対(TSUI)/The Division Bell」以来、28年ぶりの、バンドとして新たにレコーディングを共にしたオリジナル音源となる。

ピンク・フロイドが「HEY HEY RISE UP」をリリース

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 デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンに、ピンク・フロイドのベーシストを長く務めたガイ・プラット、キーボードにはニテイン・ソーニーが加わり、ウクライナのバンド、ブームボックス(Boombox)のアンドリーイ・クリヴニューク(Andriy Khlyvnyuk)の類まれなヴォーカル・パフォーマンスがフィーチャーされている。

 3月30日に録音された同曲は、アンドリーイのインスタグラムの投稿から、キーウのソフィア広場で歌う彼の声を使用。彼の歌う「ああ、草原の赤きガマズミよ(英題:Oh, The Red Viburnum In The Meadow)は第1次世界大戦中に書かれた、人々の心を鼓舞するウクライナのフォーク・プロテスト・ソングであり、同国が侵攻されてからのこの1ヶ月間、世界各地で歌われてきた。

 ピンク・フロイドの曲のタイトルは、同曲の歌詞の最後に登場する「さあ、立ち上がろう、勝利の喜びを(HEY HEY RISE UP and rejoice)」を意味する一節からきている。ウクライナ人の義理の娘と孫を持つデヴィッド・ギルモアは「世界の超大国のひとつが平和な民主主義の独立国家を侵攻しその人民を殺しているという卑劣な行為に、僕たちもたくさんの人々と同じように憤りと苛立ちを感じてきた」と語っている。

 なお、収益はウクライナ人道支援募金へ寄付される。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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