お笑いタレントの間寛平(72)が、『吉本新喜劇』史上初のゼネラルマネジャー(GM)に就任し9日、都内で行われた記者会見に出席した。新喜劇の座長であるすっちーと酒井藍も出席し、MCは未知やすえが担当する中、笑いにまみれた就任会見となった。
クールなVTRの後、ピンクのスーツでさっそうと登場した寛平は「本当にかっこよく作ってくれまして、ありがとうございます! かっこいい男じゃないんですが」と謙そん。直後に行われたフォトセッションでは“GM”っぽくなく、ギャグを連発すると「フラッシュたいてくれている間はポーズ取らないと!」と笑わせた。
昨年6月より『間寛平芸能生活50周年+1記念ツアー「いくつになってもあまえんぼう」』を行ったことがきっかけとなり、社長からGM就任を打診された。「引退を考えていた時なんですよ。でもこうして頼まれて、僕でも必要なのかと考えて、これだけ言ってもらえるんやったら、僕も頑張ってみようかという気持ちになりました。社長から『若手を育ててほしい』と言われたのですが『僕、まだ育ってないねんけど、大丈夫ですか?』と聞き返しましたんですけどね(笑)」。
GMの意味を聞かれると「ジジイに負けそう」とボケを挟み、フォトセッションでは自身のギャグをポーズつきで披露するなど、GM自ら“芸人”として笑いをかっさらっていった。「テレビと舞台、ずっと新喜劇を見ています。(座員が)109人いてるんですけど、座長とかリーダーの方に聞いて、一生懸命勉強していってます。必ず大スターを作っていきたいと思います。もう、僕のギャグを若手にあげます。『いらん!』言うかもわからんけど」と声を弾ませた。
すっちーが「師匠は行動力がすごいので、そんな方が新喜劇という大きな船の舵取りをしてくれるということで、たぶん船酔いはすると思うんですけど、我々が見たことがないような島に連れていってくれるんじゃないかな」と笑いを交えて期待を寄せると、寛平は「大きい島に連れて行くよ」とニヤリ。「師匠は気配り、目配りのすごい方。吉本新喜劇のことはもちろん、人生のこと、ほかのこともたくさん教えていただきたいですね。これからよろしくな!」とボケると、全員でズッコけ、コントコーナーも設けられるなど、就任会見ながらも、さながら新喜劇のような形で進行していった。
GMとしての行動力は、この日の会見でも早速発揮された。座員とリモートでつなぎ、会話を楽しんでいくと「本当に出たいと思っていても出られへん子がいるから、劇場を作りましょう! 若い子ができるようなのをもうひとつ作りましょう。10月10日に新喜劇祭りをやろうと思います。どうしようかなと思ったんですけど、人気投票で30人だけ出られるっていうのをやろうと今考えました」との構想も披露。「新喜劇も変わってきているんですけど、何が正しいかわからない。判断するのはお客さんだと思っているので、ちょっとずつ勉強していかなと思っています」とGMらしく答えたかと思えば、質疑応答で最後に寄せられた質問は「寛平さん、本気ですか?」。「誰がモンキーやねん(笑)! あと5つほどありますので、よろしくお願いします」としっかり締めくくった。
今月から、月例で会見を開き、新たなプロジェクトの発表や、活躍した座員の紹介などのトピックスをGM目線で報告していく。
【間寛平】1949年7月20日、高知県生まれ。70年吉本新喜劇に入団し、研究生となる。花紀京の付き人をしながら、4年後の74年に24歳の若さで吉本新喜劇の座長に昇格する。「ア〜メ〜マ〜」「アヘアヘ」「かい〜の」などのギャグで人気を博し、78年に新喜劇の座員と結婚。89年に退団し、東京進出を果たす。世界一過酷といわれるギリシャのスパルタスロン(246キロ)を3度完走するとともに、2008年12月から11年1月にかけて、ヨットとマラソンによる地球一周「アースマラソン」を完走。東日本大震災で被災した3県を縦走する「みちのくマラソン」を開催するなど、多岐にわたって活動している。昨年『間寛平芸能生活50周年+1記念ツアー「いくつになってもあまえんぼう」』を行った。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
クールなVTRの後、ピンクのスーツでさっそうと登場した寛平は「本当にかっこよく作ってくれまして、ありがとうございます! かっこいい男じゃないんですが」と謙そん。直後に行われたフォトセッションでは“GM”っぽくなく、ギャグを連発すると「フラッシュたいてくれている間はポーズ取らないと!」と笑わせた。
昨年6月より『間寛平芸能生活50周年+1記念ツアー「いくつになってもあまえんぼう」』を行ったことがきっかけとなり、社長からGM就任を打診された。「引退を考えていた時なんですよ。でもこうして頼まれて、僕でも必要なのかと考えて、これだけ言ってもらえるんやったら、僕も頑張ってみようかという気持ちになりました。社長から『若手を育ててほしい』と言われたのですが『僕、まだ育ってないねんけど、大丈夫ですか?』と聞き返しましたんですけどね(笑)」。
GMの意味を聞かれると「ジジイに負けそう」とボケを挟み、フォトセッションでは自身のギャグをポーズつきで披露するなど、GM自ら“芸人”として笑いをかっさらっていった。「テレビと舞台、ずっと新喜劇を見ています。(座員が)109人いてるんですけど、座長とかリーダーの方に聞いて、一生懸命勉強していってます。必ず大スターを作っていきたいと思います。もう、僕のギャグを若手にあげます。『いらん!』言うかもわからんけど」と声を弾ませた。
すっちーが「師匠は行動力がすごいので、そんな方が新喜劇という大きな船の舵取りをしてくれるということで、たぶん船酔いはすると思うんですけど、我々が見たことがないような島に連れていってくれるんじゃないかな」と笑いを交えて期待を寄せると、寛平は「大きい島に連れて行くよ」とニヤリ。「師匠は気配り、目配りのすごい方。吉本新喜劇のことはもちろん、人生のこと、ほかのこともたくさん教えていただきたいですね。これからよろしくな!」とボケると、全員でズッコけ、コントコーナーも設けられるなど、就任会見ながらも、さながら新喜劇のような形で進行していった。
GMとしての行動力は、この日の会見でも早速発揮された。座員とリモートでつなぎ、会話を楽しんでいくと「本当に出たいと思っていても出られへん子がいるから、劇場を作りましょう! 若い子ができるようなのをもうひとつ作りましょう。10月10日に新喜劇祭りをやろうと思います。どうしようかなと思ったんですけど、人気投票で30人だけ出られるっていうのをやろうと今考えました」との構想も披露。「新喜劇も変わってきているんですけど、何が正しいかわからない。判断するのはお客さんだと思っているので、ちょっとずつ勉強していかなと思っています」とGMらしく答えたかと思えば、質疑応答で最後に寄せられた質問は「寛平さん、本気ですか?」。「誰がモンキーやねん(笑)! あと5つほどありますので、よろしくお願いします」としっかり締めくくった。
今月から、月例で会見を開き、新たなプロジェクトの発表や、活躍した座員の紹介などのトピックスをGM目線で報告していく。
【間寛平】1949年7月20日、高知県生まれ。70年吉本新喜劇に入団し、研究生となる。花紀京の付き人をしながら、4年後の74年に24歳の若さで吉本新喜劇の座長に昇格する。「ア〜メ〜マ〜」「アヘアヘ」「かい〜の」などのギャグで人気を博し、78年に新喜劇の座員と結婚。89年に退団し、東京進出を果たす。世界一過酷といわれるギリシャのスパルタスロン(246キロ)を3度完走するとともに、2008年12月から11年1月にかけて、ヨットとマラソンによる地球一周「アースマラソン」を完走。東日本大震災で被災した3県を縦走する「みちのくマラソン」を開催するなど、多岐にわたって活動している。昨年『間寛平芸能生活50周年+1記念ツアー「いくつになってもあまえんぼう」』を行った。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
2022/02/09