不慮の火事で自宅が全焼するという災難にもめげず、新作の公開にこぎつけた原將人監督を祝して、原監督の代表作にして、女優・広末涼子の映画デビュー作でもある『20世紀ノスタルジア』(1997年)が35ミリフィルムで上映されることが決定した。 『20世紀ノスタルジア』は、“宇宙人の目から見た東京”をビデオに収める自称宇宙人の少年と女子高生の姿を瑞々しく描いた青春ファンタジー。100回以上観たという画家・奈良美智氏をはじめ熱心なファンが多く存在し、90年代青春映画の傑作として再評価の機運が高まる本作。35ミリフィルムでの上映により、公開当時の雰囲気を追体験できる貴重な機会が実現した。改装のため一時休館する東京・新文芸坐にて1月21日(金)に上映。特別ゲストの来場も予定されている。
2021/12/30