女優の岸井ゆきの主演、浜辺美波共演による映画『やがて海へと届く』(監督:中川龍太郎)が2022年春に公開されることが決定した。昨年放送されたドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ)で恋敵の間柄を演じた2人が、映画初共演作となる本作では親友役。中川監督は「岸井さん演じる真奈と、浜辺さん演じるすみれの時間や空間を超えた『ラブストーリー』」とも表現している。
同映画は、彩瀬まるによる同名小説(講談社文庫)が原作。突然消息を絶った親友の死を受け入れられずにいる主人公が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる、喪失から再生へと向かう物語だ。
『愛がなんだ』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その演技力の高さでドラマ・映画・舞台と幅広く活躍する岸井は、本作で自分にないものを持つ親友への密かな憧れ、そんな彼女の死を受け入れられずにいる主人公・真奈の繊細な心の機微を、魂のこもった演技で表現する。
岸井は「自分を満たしていた存在が力づくで奪われたとき、自分は何を感じてどう喪失と向き合うのだろうと考えました。愛しい記憶をつなぎ合わせてもここには何も無いこと、忘れないと決めても『今』が抗いようもなく押し寄せてしまうこと。胸が詰まるような思いの先で、息ができる場所をさがす物語です」と、本作への思いを語っている。
一方、『映画 賭ケグルイ』をはじめ、映画のみならずテレビやCMなど引く手数多の活躍で、『シン・仮面ライダー』のヒロインにも抜てきされた浜辺は、自由奔放で不思議な魅力を持つ真奈の親友・すみれを存在感たっぷりに演じた。
原作者の彩瀬は、岸井や浜辺の演技、中川監督の演出にとても満足しているようだ。「原作を丁寧に型どりして空白の領域を埋め、飛躍が必要な箇所では血が通った真摯な創造を行い、まったく新しい物語を産み出してくれた中川龍太郎監督とチームの皆様に、心よりお礼を申し上げます。ただ当たり前に、うまくいかない日常を生きている彼女ら、彼らの、結実しなかった願い、誠実であろうとしたもがき、そのひとつひとつが、愛おしかったです」と、あたたかいコメントを寄せている。
写真家・木村和平によるフィルムカメラで撮影された撮り下ろし写真=岸井ゆきの主演、浜辺美波共演の映画『やがて海へと届く』2022年春公開 (C)2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会
同映画は、彩瀬まるによる同名小説(講談社文庫)が原作。突然消息を絶った親友の死を受け入れられずにいる主人公が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる、喪失から再生へと向かう物語だ。
『愛がなんだ』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その演技力の高さでドラマ・映画・舞台と幅広く活躍する岸井は、本作で自分にないものを持つ親友への密かな憧れ、そんな彼女の死を受け入れられずにいる主人公・真奈の繊細な心の機微を、魂のこもった演技で表現する。
岸井は「自分を満たしていた存在が力づくで奪われたとき、自分は何を感じてどう喪失と向き合うのだろうと考えました。愛しい記憶をつなぎ合わせてもここには何も無いこと、忘れないと決めても『今』が抗いようもなく押し寄せてしまうこと。胸が詰まるような思いの先で、息ができる場所をさがす物語です」と、本作への思いを語っている。
一方、『映画 賭ケグルイ』をはじめ、映画のみならずテレビやCMなど引く手数多の活躍で、『シン・仮面ライダー』のヒロインにも抜てきされた浜辺は、自由奔放で不思議な魅力を持つ真奈の親友・すみれを存在感たっぷりに演じた。
原作者の彩瀬は、岸井や浜辺の演技、中川監督の演出にとても満足しているようだ。「原作を丁寧に型どりして空白の領域を埋め、飛躍が必要な箇所では血が通った真摯な創造を行い、まったく新しい物語を産み出してくれた中川龍太郎監督とチームの皆様に、心よりお礼を申し上げます。ただ当たり前に、うまくいかない日常を生きている彼女ら、彼らの、結実しなかった願い、誠実であろうとしたもがき、そのひとつひとつが、愛おしかったです」と、あたたかいコメントを寄せている。
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2021/10/22