桑田佳祐、Netflix映画『浅草キッド』主題歌に新曲提供 劇団ひとり監督が熱烈オファー
 サザンオールスターズ桑田佳祐の新作EP(ミニアルバム)『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』(15日発売)収録曲「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」が、大泉洋柳楽優弥がW主演するNetflix映画『浅草キッド』(12月9日配信)の主題歌に決まった。

「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」が主題歌に決まったNetflix映画『浅草キッド』ティザーアート

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 劇団ひとりが監督・脚本を務める『浅草キッド』は、ビートたけしの誕生秘話描いた青春映画。舞台は昭和40年代の浅草。大学を中退し、“お笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、東八郎や萩本欽一ら数々の人気芸人を育ててきた伝説の芸人・深見千三郎(大泉洋)に弟子入りしたタケシ(柳楽優弥)。師匠・深見との日々、個性と才能にあふれる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描く。

 監督の劇団ひとりから熱烈な主題歌制作のオファーを受けた桑田は、ちょうど新曲「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」を作っている最中だったという。完成前の映像を鑑賞した桑田は、劇中の深見とたけしの2人にも通ずる精神性や関係性、時代背景と、制作中の新曲の不思議な近似性に「楽曲の世界観がより深まったように感じた」と共鳴。楽曲提供を快諾した。

 「Soulコブラツイスト〜」は、映画の舞台となっている昭和に流行した歌謡ポップスへのリスペクトが存分に詰め込まれた楽曲。エネルギッシュでアップテンポな曲調に乗せた「命がけで今日も生きてるんだよ 心は土砂降り雨の中」という力強くも切ない歌詞が、挫折を繰り返しながらも人生を懸けて芸人を目指す姿と重なり、サビの終わりでは「それでも明日はやって来るんだろう」と力強く歌う。

 大泉は「この作品のために作られた曲ではないのに、なぜこの歌はここまでこの作品にハマるのでしょう。いや、ハマるというよりも、この歌は『浅草キッド』そのものを歌っている気さえします。タケシと師匠深見千三郎の切ないストーリーを最後に笑い飛ばすかのように流れる、明るくて、どこか懐かしいメロディがこの作品をとても前向きな、また違う次元に連れて行ってくれる気がしました。『幸せになれるワケはないのに、何故イケナイ人を愛しちゃうんだろう?』という歌詞が見事にこの作品を言い表しているのには流石の一言です」とコメント。

 一方の柳楽も「今日までに本編を3回観ましたが、3回ともエンディングまで観るくらい『とても好きな曲がまたひとつ増えた!』と感じています。『浅草キッド』の世界観にとても合っていて、高揚感が高まり元気をもらえる曲です。Netflixはエンドロールで次の作品をオススメしたがりますが、ぜひエンドロールも楽しんでください」と主題歌をオススメした。

 主題歌をオファーした劇団ひとり監督は「最後に凸と凹がピタリと合わさるような爽快感です。素晴らしい主題歌をありがとうございました。本作の色々な想いを一つにまとめて頂きました」と感慨深げ。映画のシーンとともに主題歌を聴くことができるティザー予告映像が解禁となった。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

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