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実在の人物である小野田寛郎(おのだ・ひろお)旧陸軍少尉が、太平洋戦争の終わりを迎えた後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて約30年間の孤独な日々を過ごした実話を元に描かれた長編映画『ONODA(原題)』が、第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でのオープニング作品として、現地時間7日にワールドプレミア上映された。現地からレポートと写真が到着した。 ドビッシーという約1000人を収容する上映会場前では、アルチュール・アラリ監督はじめ製作スタッフが華やかなレッドカーペットの歓迎を受け、日本からはただ一人、出演俳優・森岡龍(33)がスケジュールの都合で現地入りできなかった主演の遠藤雄弥の顔を印刷したお面をつけて参加した。

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  • 第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でのオープニング作品として世界初上映された映画『ONODA(原題)』アルチュール・アラリ監督(右)と出演俳優の森岡龍(中央)
  • 主演の遠藤雄弥の顔を印刷したお面持参で参加した森岡龍
  • 世界初上映後、森岡龍と抱き合い感無量な様子のアルチュール・アラリ監督
  • 映画『ONODA(原題)』メインカット(C)bathysphere

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