「仮面ライダーゼロワン」の集大成となる『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』が18日に公開された。ORICON NEWSでは「滅亡迅雷.net」のメンバー4人で座談会を実施した。
■初登場シーンの思い出回顧 迅はその場でアクション仕込まれる
人型AIロボ「ヒューマギア」をハッキングして暴走させ、人類の滅亡を企むテロリスト「滅亡迅雷.net」。メンバーとなる4体のヒューマギアは、人類に敵意を抱く人工知能・アークの意思を受け活動していたが、ヒューマギアとの共存を望む主人公・飛電或人(高橋文哉)の命がけの訴えにより、戦いは終結。テレビシリーズ最終回は、それぞれが新しい道を進み、終幕となった。
そんな「滅亡迅雷.net」のメンバーを演じた滅/仮面ライダー滅役の砂川脩弥(26)、亡/仮面ライダー亡役の中山咲月(22)、迅/仮面ライダー迅役の中川大輔(22)、雷/仮面ライダー雷役の山口大地(32)が参加した座談会。さまざまな裏話が飛び出した。
――初登場シーンの印象は
【砂川】雷電が、こっち側の人間だとは思わなかったですよね。
【中川】この中で、雷の初登場シーンは僕しかいないか。初登場で初変身。変身ポーズをご自身で考えられてましたよね。俺とか、或人とか(仮面ライダーバルカンに変身する不破)諫(岡田龍太郎)とかと一緒に考えてたのが思い出深いですね。雷だから雷型にしようと話をして、その場で決まったにも関わらず、本番でパシーンと決まって、めっちゃカッコよかったです!
【山口】相談したね。滅亡迅雷は、みんなそれぞれ(変身ポーズを)自分たちで決めてるみたいな話を聞いていた。脩弥と大輔も「自分で決めた」と言っていたので、自分でやるなら、こんな感じがいいなと。
【中川】そんな話をしていたら「じゃあ、それで」となりましたよね(笑)
【中山】実は自分は決めてもらっていて…。(見本を)見せてもらったときに「亡」という漢字をなぞっていると言われて、それは超えられないな、と…。それ1番じゃんとなりました。
【砂川】それは超えられないね…。
【中川】初登場はスピンオフの「プロジェクト・サウザー」?
【中山】そうです。なかなか、みんなに会えなかったです…。1番、合流が遅かったので。
【山口】亡は顔が出ない設定だったもんね。
【中山】そうです。最初はフードを被ってましたね。
【砂川】滅は1話か。
【中川】1話はキャスト全員で見たんですよ。滅の初登場シーンはターバンがキツく巻かれすぎてて(笑)。その印象しかないです(笑)。
【砂川】みんな大爆笑だったね。もう1回見てほしい(笑)。
【中川】僕の初登場は腹筋崩壊太郎です。
【砂川】ヒューマギアのこめかみを銃で撃つシーンか!
【中川】それが1番、印象深いです。「飛んできたヒューマギアの素体を銃で破壊する」という台本でした。杉原輝昭監督が「もっとカッコいいのにしよう」と、その場でアクションを仕込んでもらった。それが放送されて“ヤバいヤツ”と受け取ってもらえてよかったなと思います。
【砂川】あれは、カッコいいよね!
――迅は精神年齢が5歳くらいの設定です。役作りは?
【中川】めちゃくちゃ動くようにしました。5歳の子が仮面ライダーゼロワンをリアルで見たら、あれぐらい動くだろうなと思い。動き回ったり、飛び跳ねりしました。
■滅のシンギュラリティシーン秘話 中川が驚き「本当にきれいに泣く」
――「滅亡迅雷.net」のメンバーはシンギュラリティに達する演技が話題となりました
【砂川】滅というキャラクターを崩したくなくて…。(自分が)あまり泣かない人間なので、どう泣けばいいかわからなかったんです。けど、滅を崩さないために、きれいに泣きたいと考えました。声を上げずに、スッと涙が流れるようにと意識しました。
【中川】その現場を正面から見ていましたけど、本当にきれいに泣くなって思いました。目頭から鼻筋を伝って、反対側の頬から落ちる。うらやましいなって思いました(笑)。
【砂川】迅もよかったよ。仰向けの状態で、目の下に涙が溜まってて(笑)。
【中川】僕は15話で滅が機能低下したところ。怒りで目覚めたので15話までやっていた子どもの部分を残しつつ、子どもが本当に怒っているのを意識しました。
【中山】亡としては出ていないタイミングでのシンギュラリティでした。(仮面ライダーバルカンの)中に入った状態でシンギュラリティに。バルカンと亡が交差して映るシーンとかもありました。諫役の岡田さんともお話したんですけど、亡がシンギュラリティに達したタイミングは岡田さんのバルカンに入っている状態。シンギュラリティになっても亡らしさというより、バルカンっぽい荒々しさが出たらいいなって思っていました。
【山口】シンギュラリティに達した後の或人との会話は、実はアークに操られている状態。僕としては「ただいま」という気持ちと、どこまで雷電としていていいのか葛藤がありました。シンギュラリティに関して言うと、自分の意思でアークについていないキャラクターだったと思うので、(弟役の宇宙野郎)昴という存在をどうしても立てたくて。雷がシンギュラリティポイントを迎えて、アークから自力で離れていく、雷の意思の強さを表現できたらなと思っていました。
――劇場版の見どころは?
【中川】滅亡迅雷としては、それぞれの立場での活躍の仕方をしています。滅と迅は滅亡迅雷として、亡はA.I.M.S. の技術顧問として、雷は飛電インテリジェンスの宇宙事業部として力になっています。テレビシリーズ終了後の滅亡迅雷の活躍が見られるのがいいと思います。やっぱり僕的には滅が…。それは滅から言ってもらいたい。ヒーローでした!
【砂川】『悪意を見張り続ける』と言って最終回が終わった。その後の滅はテレビでは描かれていない。滅が改心して、どういうふうに悪意を見つけて、どうやっていくのかが劇場版で細かく描かれています。
【中川】ヒーロー滅を見てほしい!
【砂川】今までとは全く違う、ちょっと優しさがある滅にしたつもりです。
【中山】本編では見られない組み合わせが見られます。現場で幸せだなって思いながらやっていました。亡の技術顧問らしさが映画で見られるんじゃないかな。
【山口】宇宙野郎雷電なのに、○○野郎雷電に変わってます(笑)。でも、それがめちゃくちゃ様になってる。むしろ宇宙野郎じゃなくて、そっちだったんじゃないのって感じです。観たらわかってもらえると思う。めちゃくちゃデカい乗り物に乗ってます(笑)。
【中川】大ヒントですね(笑)。
■『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』あらすじ
「神が6日で世界を創造したのなら、私は60分でそれを破壊し、楽園を創造する」。突如、姿を現した謎の男エス/仮面ライダーエデンは、賛同する無数の信者と共に、世界中で大規模な同時多発テロを引き起こす。人々が次々と倒れ、世界中が混乱に陥る中、エスを止めるべく立ち上がる飛電或人。不破諫、刃唯阿、天津垓、さらに滅亡迅雷.netの迅と滅も、仮面ライダーとなり敵と戦いながら真相を究明しようと奮闘する。
果たして、圧倒的な強さを見せるエスの正体とは。エスが作り上げようとする楽園とは、いったい何を意味するのか?
人間とAIの垣根を越えて、60分で世界を救い出せ!
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■初登場シーンの思い出回顧 迅はその場でアクション仕込まれる
人型AIロボ「ヒューマギア」をハッキングして暴走させ、人類の滅亡を企むテロリスト「滅亡迅雷.net」。メンバーとなる4体のヒューマギアは、人類に敵意を抱く人工知能・アークの意思を受け活動していたが、ヒューマギアとの共存を望む主人公・飛電或人(高橋文哉)の命がけの訴えにより、戦いは終結。テレビシリーズ最終回は、それぞれが新しい道を進み、終幕となった。
そんな「滅亡迅雷.net」のメンバーを演じた滅/仮面ライダー滅役の砂川脩弥(26)、亡/仮面ライダー亡役の中山咲月(22)、迅/仮面ライダー迅役の中川大輔(22)、雷/仮面ライダー雷役の山口大地(32)が参加した座談会。さまざまな裏話が飛び出した。
――初登場シーンの印象は
【砂川】雷電が、こっち側の人間だとは思わなかったですよね。
【中川】この中で、雷の初登場シーンは僕しかいないか。初登場で初変身。変身ポーズをご自身で考えられてましたよね。俺とか、或人とか(仮面ライダーバルカンに変身する不破)諫(岡田龍太郎)とかと一緒に考えてたのが思い出深いですね。雷だから雷型にしようと話をして、その場で決まったにも関わらず、本番でパシーンと決まって、めっちゃカッコよかったです!
【山口】相談したね。滅亡迅雷は、みんなそれぞれ(変身ポーズを)自分たちで決めてるみたいな話を聞いていた。脩弥と大輔も「自分で決めた」と言っていたので、自分でやるなら、こんな感じがいいなと。
【中川】そんな話をしていたら「じゃあ、それで」となりましたよね(笑)
【中山】実は自分は決めてもらっていて…。(見本を)見せてもらったときに「亡」という漢字をなぞっていると言われて、それは超えられないな、と…。それ1番じゃんとなりました。
【砂川】それは超えられないね…。
【中川】初登場はスピンオフの「プロジェクト・サウザー」?
【中山】そうです。なかなか、みんなに会えなかったです…。1番、合流が遅かったので。
【山口】亡は顔が出ない設定だったもんね。
【中山】そうです。最初はフードを被ってましたね。
【砂川】滅は1話か。
【中川】1話はキャスト全員で見たんですよ。滅の初登場シーンはターバンがキツく巻かれすぎてて(笑)。その印象しかないです(笑)。
【砂川】みんな大爆笑だったね。もう1回見てほしい(笑)。
【中川】僕の初登場は腹筋崩壊太郎です。
【砂川】ヒューマギアのこめかみを銃で撃つシーンか!
【中川】それが1番、印象深いです。「飛んできたヒューマギアの素体を銃で破壊する」という台本でした。杉原輝昭監督が「もっとカッコいいのにしよう」と、その場でアクションを仕込んでもらった。それが放送されて“ヤバいヤツ”と受け取ってもらえてよかったなと思います。
【砂川】あれは、カッコいいよね!
――迅は精神年齢が5歳くらいの設定です。役作りは?
【中川】めちゃくちゃ動くようにしました。5歳の子が仮面ライダーゼロワンをリアルで見たら、あれぐらい動くだろうなと思い。動き回ったり、飛び跳ねりしました。
■滅のシンギュラリティシーン秘話 中川が驚き「本当にきれいに泣く」
――「滅亡迅雷.net」のメンバーはシンギュラリティに達する演技が話題となりました
【砂川】滅というキャラクターを崩したくなくて…。(自分が)あまり泣かない人間なので、どう泣けばいいかわからなかったんです。けど、滅を崩さないために、きれいに泣きたいと考えました。声を上げずに、スッと涙が流れるようにと意識しました。
【中川】その現場を正面から見ていましたけど、本当にきれいに泣くなって思いました。目頭から鼻筋を伝って、反対側の頬から落ちる。うらやましいなって思いました(笑)。
【砂川】迅もよかったよ。仰向けの状態で、目の下に涙が溜まってて(笑)。
【中川】僕は15話で滅が機能低下したところ。怒りで目覚めたので15話までやっていた子どもの部分を残しつつ、子どもが本当に怒っているのを意識しました。
【中山】亡としては出ていないタイミングでのシンギュラリティでした。(仮面ライダーバルカンの)中に入った状態でシンギュラリティに。バルカンと亡が交差して映るシーンとかもありました。諫役の岡田さんともお話したんですけど、亡がシンギュラリティに達したタイミングは岡田さんのバルカンに入っている状態。シンギュラリティになっても亡らしさというより、バルカンっぽい荒々しさが出たらいいなって思っていました。
【山口】シンギュラリティに達した後の或人との会話は、実はアークに操られている状態。僕としては「ただいま」という気持ちと、どこまで雷電としていていいのか葛藤がありました。シンギュラリティに関して言うと、自分の意思でアークについていないキャラクターだったと思うので、(弟役の宇宙野郎)昴という存在をどうしても立てたくて。雷がシンギュラリティポイントを迎えて、アークから自力で離れていく、雷の意思の強さを表現できたらなと思っていました。
――劇場版の見どころは?
【中川】滅亡迅雷としては、それぞれの立場での活躍の仕方をしています。滅と迅は滅亡迅雷として、亡はA.I.M.S. の技術顧問として、雷は飛電インテリジェンスの宇宙事業部として力になっています。テレビシリーズ終了後の滅亡迅雷の活躍が見られるのがいいと思います。やっぱり僕的には滅が…。それは滅から言ってもらいたい。ヒーローでした!
【砂川】『悪意を見張り続ける』と言って最終回が終わった。その後の滅はテレビでは描かれていない。滅が改心して、どういうふうに悪意を見つけて、どうやっていくのかが劇場版で細かく描かれています。
【中川】ヒーロー滅を見てほしい!
【砂川】今までとは全く違う、ちょっと優しさがある滅にしたつもりです。
【中山】本編では見られない組み合わせが見られます。現場で幸せだなって思いながらやっていました。亡の技術顧問らしさが映画で見られるんじゃないかな。
【山口】宇宙野郎雷電なのに、○○野郎雷電に変わってます(笑)。でも、それがめちゃくちゃ様になってる。むしろ宇宙野郎じゃなくて、そっちだったんじゃないのって感じです。観たらわかってもらえると思う。めちゃくちゃデカい乗り物に乗ってます(笑)。
【中川】大ヒントですね(笑)。
■『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』あらすじ
「神が6日で世界を創造したのなら、私は60分でそれを破壊し、楽園を創造する」。突如、姿を現した謎の男エス/仮面ライダーエデンは、賛同する無数の信者と共に、世界中で大規模な同時多発テロを引き起こす。人々が次々と倒れ、世界中が混乱に陥る中、エスを止めるべく立ち上がる飛電或人。不破諫、刃唯阿、天津垓、さらに滅亡迅雷.netの迅と滅も、仮面ライダーとなり敵と戦いながら真相を究明しようと奮闘する。
果たして、圧倒的な強さを見せるエスの正体とは。エスが作り上げようとする楽園とは、いったい何を意味するのか?
人間とAIの垣根を越えて、60分で世界を救い出せ!
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2020/12/19