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堂本光一、『SHOCK』7ヶ月ぶり再開に決意 感染対策徹底&階段落ちも封印「赤字覚悟で…」

 人気デュオ・KinKi Kids堂本光一が主演する梅田芸術劇場2020年9・10月公演『Endless SHOCK -Eternal-』が開幕し、光一らキャストが囲み取材に参加した。新型コロナウイルス感染症の影響で2月に休演して以降、7ヶ月ぶりの再開。演出内容を変更し、本編から3年後を描いたスピンオフとして作・構成・演出を光一が担当した。「まだまだ油断はできないなか、『SHOCK』としてなにができるのか考えた」という光一は「客席の半分のなかで演(や)らせていただきますが、準備してきたものを思い切って演っていこうという気持ちです」と再スタートに気合を込めた。

『Endless SHOCK ?Eternal-』ゲネプロの模様

『Endless SHOCK ?Eternal-』ゲネプロの模様

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 光一は今作の制作にあたり「いろいろ考えないといけないことも多く、制作の方と『これはいいの?』と確認しながら演っていた感じ。ソーシャルディスタンスと言われる世の中で、お芝居となるとそうもいかない部分が出てくる。変更箇所を考えながら稽古に励んでいた感じ。もちろんいつもよりは会話は減っているのは致し方ない。でも、きっとこの大阪を演る期間も、みんなの心は1つにあった気がして、それは変わらないかなと思っています」と変わらぬカンパニーの結束力に自信をみせた。

 今作ではオーケストラピットは作らず舞台上で密を回避し、大人数の迫力ある殺陣も少人数に。そして名物・階段落ちのシーンを映像に替えて封印する。これまで貫いてきた“ショー・マスト・ゴー・オン”精神について、光一は「そのまま日本語に訳してしまうので、違うように捉えられてしまうような気がします。なにか小さい事があった場合は幕を閉めることも大事。そうしないとまた幕を開けることができなくなる。この状況に合わせたものを作ろうという想いも“ショー・マスト・ゴー・オン”だと思うのですが、それより大事なこともある」と座長としての決意をにじませた。

 一方で、もう1つ名物でもあるフライングは当初、実施しない予定だったが「客席上空を飛ばなければいいということなので」とパフォーマンスを決定。「みなさんが楽しみにしていると思えるシーンができるというのは、よかったと思います。フライングは僕にも計り知れない、いろんな計算で成り立っているので、それはスタッフの頑張りがあって実現した。それはすごくうれしいのでステージ上で返さないと」と気を引き締めた。

 演出面以外にも衣装は脱ぐたびに消毒、着替えもひとつひとつの部屋を作り、食事はすべてお弁当で外食は禁止。徹底した感染予防対策で本番に臨んでいる。もちろんPCR検査も複数回にわたって実施する。光一が「1ヶ月の(公演期間の)間にまたPCR検査をやると思います。それでも、100%安心なわけではないから勘違いしてはいけませんが、できる限りやらなければ。1回やるだけでスタッフ含めて1000万とかかるって言ってました。弁当代もとてつもないですよね。赤字覚悟でしょうね…」と莫大な費用をかけながらも幕を開けることとなった。

 「今油断ならない世の中で、『行きたくて行けない』という方、たくさんの想いが生まれているのは想像できる。幕を開けていても悲しい感情が生まれる世の中。でも何度も言っていますように少しずつ前に進んで、また安心できる世の中になったときに、今こうしていることのなかで生きることはたくさんある。それが僕としては大事だと思う」と言葉に力を込めた。

 会見に参加した前田美波里は「光一さんが新しいカタチでの『Endless SHOCK -Eternal-』を作っていただきました。心待ちにしていらっしゃるみなさまに、新しい『SHOCK』を頑張って生きていきたい」と前向きに語り、ライバル役を演じるKAT-TUN上田竜也も「とりあえず、休演になってから半年、こういった状況下のなかで本編の魅力を詰めて、新しい試みを自分たちも楽しみながらやっていきたい」と意気込む。

 ふぉ〜ゆ〜の越岡裕貴は「それぞれの視点から楽しめ、より、『Endless SHOCK』を知れる作品。ファンの方はもちろん、知らない方も楽しめる」と手応えをみせ、今作に10年以上出演してきた松崎祐介も「改めてその素晴らしさをいろんなところから見れるし、パズルのようにいろんな人の気持ちもわかる」と今作ならではの魅力を語る。ヒロイン・リカ役の梅田彩佳は「本編のときに歌ってた曲でも全然違う気持ち。こんな新しい違う気持ちになれるんだと感じることができたので、そこも楽しんでいただけるのでは」とみどころをアピールした。

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