漫画『五等分の花嫁』コミックス最終14巻と『なれの果ての僕ら』第1巻が17日に発売される。それを記念して15日発売の『週刊少年マガジン』(講談社)20号にて、『五等分の花嫁』春場ねぎ氏と『なれの果ての僕ら』内海八重氏、両作者の特別対談が掲載された。
2人の出会いについて春場氏は「『煉獄のカルマ』(原作:廣瀬俊)の連載がはじまるとき、編集部の紹介で内海さんにアシスタントとして入ってもらったんです。『怖い人だったらどうしよう…』と思いながら電話をかけたら、聞こえてきた声が想像よりもか細く、『あ、怖い人ではなさそう。良かった』と」と笑いながら説明。
内海氏も「初耳です(笑)。私もちょうど週マガで連載していた『新海綴の読解録』(八海薫名義)が終わり、もう一度漫画を学び直そうと思っていた時期だったので、春場さんから
アシスタントのお誘いがあった時はうれしかったです」と振り返った。
2月に完結した『五等分の花嫁』は、貧乏生活を送る主人公の男子高校生・風太郎が、あるきっかけで落第寸前の個性豊かな五つ子のヒロインたち(一花、二乃、三玖、四葉、五月)の家庭教師となり、彼女たちを無事卒業まで導くべく奮闘するラブコメディー。五つ子のうちの一人と結婚を控えた主人公が、高校時代を回想する形で描かれており、「五つ子の誰と結婚するのか?」が見どころとなっていた。
テレビアニメ化もされた人気作品の制作苦労について春場氏は「物語の結末を描いた上で、読者の予想を裏切るのってすごく難しいですよね。例えば『五等分の花嫁』で『実は6人目がいました』なんて展開は読者をガッカリさせちゃったと思う」と語る。
読者を驚かす工夫は「2パターンの方法を考えていました。唐突な展開を持ってきて読者を驚かせるパターンと、事前に伏線を張っておくパターンです」と明かし、「前者で言えば、生徒手帳に挟んだ写真から、風太郎が5年前の修学旅行で、すでに五つ子の誰かと会っていたことが判明した時などですね。後者で言えば、零奈の正体が四つ葉であることの伏線として、風太郎が零奈とボートに乗る回で、零奈が去った後すぐにランニング中の四葉と出会うなどの演出をしています。こうしておけば、真相が分かった時に『あの時のアレが伏線だったのか!』と読者が驚いてくれるかな、と思って」と伝えた。
これを聞いて内海氏は「『五等分の花嫁』って、特に読者の方から『誰と結ばれるのか』多くの予測を立てられた作品だと思うのですが」と質問すると、春場氏は「そうですね。連載当時はいろんな予測が飛び交っていました。予測してもらう喜びというのもありますよね。自分が誘導したい方向に読者が予測を立ててくれるとうれしいし、その後の展開もやりやすかった。一番努力したのは、たとえ予測とは違っても、『この展開も良いよね』と読者に思ってもらえるような話を作ることです」と打ち明けた。
2人の出会いについて春場氏は「『煉獄のカルマ』(原作:廣瀬俊)の連載がはじまるとき、編集部の紹介で内海さんにアシスタントとして入ってもらったんです。『怖い人だったらどうしよう…』と思いながら電話をかけたら、聞こえてきた声が想像よりもか細く、『あ、怖い人ではなさそう。良かった』と」と笑いながら説明。
内海氏も「初耳です(笑)。私もちょうど週マガで連載していた『新海綴の読解録』(八海薫名義)が終わり、もう一度漫画を学び直そうと思っていた時期だったので、春場さんから
アシスタントのお誘いがあった時はうれしかったです」と振り返った。
2月に完結した『五等分の花嫁』は、貧乏生活を送る主人公の男子高校生・風太郎が、あるきっかけで落第寸前の個性豊かな五つ子のヒロインたち(一花、二乃、三玖、四葉、五月)の家庭教師となり、彼女たちを無事卒業まで導くべく奮闘するラブコメディー。五つ子のうちの一人と結婚を控えた主人公が、高校時代を回想する形で描かれており、「五つ子の誰と結婚するのか?」が見どころとなっていた。
テレビアニメ化もされた人気作品の制作苦労について春場氏は「物語の結末を描いた上で、読者の予想を裏切るのってすごく難しいですよね。例えば『五等分の花嫁』で『実は6人目がいました』なんて展開は読者をガッカリさせちゃったと思う」と語る。
読者を驚かす工夫は「2パターンの方法を考えていました。唐突な展開を持ってきて読者を驚かせるパターンと、事前に伏線を張っておくパターンです」と明かし、「前者で言えば、生徒手帳に挟んだ写真から、風太郎が5年前の修学旅行で、すでに五つ子の誰かと会っていたことが判明した時などですね。後者で言えば、零奈の正体が四つ葉であることの伏線として、風太郎が零奈とボートに乗る回で、零奈が去った後すぐにランニング中の四葉と出会うなどの演出をしています。こうしておけば、真相が分かった時に『あの時のアレが伏線だったのか!』と読者が驚いてくれるかな、と思って」と伝えた。
これを聞いて内海氏は「『五等分の花嫁』って、特に読者の方から『誰と結ばれるのか』多くの予測を立てられた作品だと思うのですが」と質問すると、春場氏は「そうですね。連載当時はいろんな予測が飛び交っていました。予測してもらう喜びというのもありますよね。自分が誘導したい方向に読者が予測を立ててくれるとうれしいし、その後の展開もやりやすかった。一番努力したのは、たとえ予測とは違っても、『この展開も良いよね』と読者に思ってもらえるような話を作ることです」と打ち明けた。
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2020/04/15