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「ゆっくりしている時間はない」乃木坂46新エース・与田祐希を突き動かす責任感

 人気アイドルグループ・乃木坂46の中心メンバーであり、ビューティー誌『MAQUIA』とファッション誌『bis』の2誌のレギュラーモデル、さらには女優として活躍する3期生メンバー・与田祐希(19)。加入から約3年半、10代にして早くも2冊目のソロ写真集『無口な時間』(光文社)を10日に発売する。人生初のランジェリーショットに挑戦した本作へかけた思い、そしてグループの顔ともいえる白石麻衣が卒業発表し、次世代エースとして期待される乃木坂46への思いを、じっくり聞いた。


写真集『無口な時間』を発売する乃木坂46・与田祐希 (撮影=谷脇貢史)(C)ORICON NewS inc.

写真集『無口な時間』を発売する乃木坂46・与田祐希 (撮影=谷脇貢史)(C)ORICON NewS inc.

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■メンバーからの評判は「すごいじゃん」 見どころは念願の“崖から海へのダイブ”

――先行カットがネットニュースやSNSで公開されるたびに話題となっていますが、乃木坂46メンバーから評判は?

【与田】ニュースになった日にメンバーに会ったら「見たよ、すごいじゃん」ってニヤニヤされました(笑)。見てもらうのはうれしいけど、ちょっと恥ずかしいですね…。でも「かわいいね」とも言ってくれて、素直にうれしいです。

――撮影場所にイタリアを選んだ理由は?

【与田】1st写真集のロケ地がシンガポールだったので、2冊目は全く違う場所がいいと考えて、いくつかの候補の中から写真を見せてもらったり、スタッフさんと話し合って決めました。街もきれいで、ご飯も美味しそうだし(笑)、どうしてもやりたかった“崖から海へのダイブ”ができるのが決め手になりました。

――念願の“ダイブ写真”は写真集の最初のページを飾り、インパクトがすごいです。

【与田】私は福岡・志賀島(しかのしま)という大自然で育って、小さい頃からずっと外で遊んでいたし、高いところも大好きなので、すごい笑顔で水の中へ飛び込みました。恐怖心がないから本当はもっと高い崖から飛びたかったのですが、さすがにスタッフさんに止められてしまって(笑)。すごく気持ちよかったし、海もきれいで水も冷たくなかったので、そのままずーっと泳いじゃいました!

――ほかのお気に入りカットは?

【与田】本当にたくさんあるのですが、すっぴんでホテルのベッドに横になっている写真が好きですね。雑誌のグラビアとは雰囲気の違うナチュラルな感じで、家にいるときの私そのままが写ってます(笑)。あの“ちょんまげヘア”もいつもやっていて、この撮影でも自分で髪を結びました。ご飯を食べて寝るまでの時間の撮影で、本当に寝ちゃってるかもという写真もあります。

――今作では初めてランジェリーショットにも挑戦していますが、緊張した?

【与田】最初は緊張したけど、意外と自然体でいられました。今回の撮影スタッフさんが、私がレギュラーモデルをやっている『bis』と同じスタッフさんだったので、安心してリラックスできました。逆にいま、出来上がった写真集のそのページを見てるほうが緊張しているかも(笑)。

――撮影前に体作りに取り組んだ?

【与田】運動や食事制限をやりすぎると、体質的に落ちなくていいところが落ちたり、筋張って見えたりするんです。作り込みすぎないほうが好きと言ってくださるファンの方も多いので、今回はナチュラルさも意識して、ストイックにやりすぎないように意識しました。表情も体のラインも等身大を表現できていると思います。

――自分が考える1st写真集からもっとも成長したところは?

【与田】いろいろ変わっていて、外見の変化はぜひ写真集で見比べていただきたいのですが、内面では責任感や主体性が大きくなりました。前作の撮影はシングル「逃げ水」(※2017年8月発売、初選抜にして大園桃子とWセンターに抜てき)の時期で、写真集の発売も急に言われてビックリして、自分で「こんな写真集にしたい」と考える余裕もありませんでした。今回は2冊目なので、撮影前から「こういう写真を撮っていただきたい」「こういうことがしたい」と提案させていただき、撮影後も何度も自分で写真を見て「このカットを入れたい」など、自分の作品としての責任感をもって、いろんな部分に関わらせていただきました。だからといって力を入れすぎたわけではなく、撮影中はめっちゃ楽しんだし、自分でも大満足の作品になりました。早く見ていただきたい気持ちでいっぱいです!

■アイドルとかけ離れていた幼少期「前田敦子さんがかわいくてステキと思っていました」

――与田さん本人についても聞いていきます。小さい頃はどんな子? アイドルに憧れていた?

【与田】小学生の頃は歌って踊ってというより、外で遊ぶのが大好きな野性的な子供でした。毎日目の前のことに楽しむのに全力で、アイドルとはかけ離れていたからなりたいと思ったこともなかったし、将来のことも何も考えてなかったです。中学生の頃はAKB48さんがすごい人気だったので、私もテレビで見たり音楽を聴くようになって、前田敦子さんがかわいくてステキと思っていました。でも、まさか自分もそっち側に行くなんて想像もしていなかったです。

――そんな女の子が、なぜ乃木坂46になりたいと思った?

【与田】小学生のときは女の子の同級生が1人しかいなかったのですが、中学生になってテニス部に入ると女子の友達が増えて、乃木坂46のダンスの振り付けを覚えてくる子がいたので、私も教えてもらって一緒に踊っていました。少しずつ興味は出てきたけど、自分がなりたいともなれるとも考えていなかったです。そのままやりたいことも見つけられず高校生になったとき、乃木坂46のオーディションがあると聞いて、福岡でも二次審査まで受けられるから友達とノリで応募してみたら、だんだん進んでいって、気づいたら合格していた…、みたいな感じでした(笑)。

――加入直後に「逃げ水」でWセンターに大抜てき。あの当時の心境は?

【与田】初選抜でいきなりセンターだったので、自分の名前が呼ばれた瞬間は心臓が止まりそうになって、最初に「怖い」と思ってしまって…。何もできない自分がこれからどうしていったらいいんだろうって不安でいっぱいでしたが、先輩や周りの方にすごく助けていただきましたし、Wセンターの桃ちゃんと励まし合いました。そうやって活動させていただくなかで、たくさんの感謝の気持を知ることができ「怖いなんて思っちゃダメだ」という気持ちになっていったんです。いま振り返るとすごくいい経験をさせていただきましたし、「逃げ水」がなかったらぜんぜん違う自分になっていたと思います。いろんな方に支えていただいて、自覚や責任感が芽生えました。

――乃木坂46にいる以上は、またセンターに立ちたい?

【与田】センターに立つことだけがすべて、とは思っていないです。今の自分がやるべきことは、立たせていただいた位置で自分の最大限を発揮することだけ。その結果が、センターとかいろんな形でついてくるかもしれないけど、センターだけを目指すことはないです。

――与田さんを表現するときによく使われる“次世代エース”という言葉をどう感じる?

【与田】プレッシャーも感じるし、自分でそう思えるほどの自信があるわけでもないのですが、それが怖くて縮こまるのはダメだと思うので、ありがたいと受け取って、それ相応の人間にならなきゃって考えます。でも“次世代”っていっても、いつが次世代かわからないですけどね(笑)。ただ、先輩の卒業もあるし、いろいろ状況は動いているので、ゆっくり成長している時間は無いと思っています。今までいろいろと経験させていただいたので、その成果を見せないといけない時期になっているし、周囲からも頼りになる存在だって思ってもらえるようになりたいです。

■次世代から“現在進行系”へ 偉大なる先輩・白石麻衣から学んだことを全力で表現

――同期の山下美月さんも同時期に写真集を発売しました。

【与田】表紙からなかなか見たことのないよう感じで、かわいくてキュンキュンしました(笑)。2人でというより、同期全員で一緒に頑張らなきゃいけないという意識が強いです。

――もうすぐグループから卒業する白石麻衣さんは、与田さんにとってどんな存在?

【与田】本当にステキな方で、アイドルの先輩としても、一人の女性としても、とても美しく輝いているカッコいい先輩です。目が合った時にニコッとしてもらえるだけで、いまだに破壊力が強すぎてドキッとしちゃいます(笑)。寂しさはありますが、今まで何度も大きな背中を見せていただいてきましたし、まだ一緒にいられる時間もありますので、最後まで学んだことを自分なりに全力で表現していきたいです。白石さんの代わりは誰にもできないですが、白石さんが卒業されてから乃木坂46を客観的に見て「大丈夫だな」って思っていただけるように、私が乃木坂46の一つの力として少しでも大きくするために一層頑張りたいです!

――個人としての目標は?

【与田】お芝居のお仕事は楽しいし、つねに新しい発見がたくさんあるのでもっとやってみたいです。初めての映画『ぐらんぶる』(5月29日公開)の撮影では楽しさもすごく感じましたが、周りの俳優さん・女優さんを間近で見て「すごいな」って思うことが多くて、自分はまだまだだなって改めて知りました。もっと修行の必要性も感じたし、完成した作品を見て感じることもあると思うので、これからも女優にチャレンジできるようにレベルアップしていきたいです!

<取材後期>
こちらからの質問に、自分なりの言葉を選びながら丁寧に答える姿は、彼女が憧れていた先輩・西野七瀬を感じさせた。次世代ではなく、“現在進行系”の乃木坂46のエースの存在感も漂わせている。まもなくハタチ、大人になる与田祐希から目が離せない。

◆与田祐希(よだ・ゆうき)2000年5月5日生まれ。O型。愛称は「与田ちゃん」「よだっちょ」。16年に乃木坂46の3期生オーディションに合格。17年8月に18thシングル「逃げ水」でWセンターに抜てき。17年12月に発売した1stソロ写真集『日向の温度』(幻冬舎)は発行部数10万部を超えるヒットに。昨年からは『MAQUIA』(集英社)、『bis』(光文社)のレギュラーモデルを務めている。映画デビュー作『ぐらんぶる』では普段はクールだが、大好きなダイビングのことになるとやさしくキュートなしぐさを見せる“クーデレ美少女”のヒロイン・古手川千紗を演じる。

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関連写真

  • 写真集『無口な時間』を発売する乃木坂46・与田祐希 (撮影=谷脇貢史)(C)ORICON NewS inc.
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  • 与田祐希写真集『無口な時間』誌面カット
  • 与田祐希写真集『無口な時間』誌面カット

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