お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔（39）が25日、都内で行われた映画『わたしは分断を許さない』（3月7日公開）の完成披露試写会に登壇した。

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　同作は、ジャーナリスト・堀潤氏が監督・脚本・編集・ナレーションを担当したドキュメンタリー映画。福島第一原発事故により、いまだに自宅に戻れず震災以降、はさみを握っていない美容師、水戸から沖縄に移住し普天間から辺野古への新基地移設反対運動を行う人々、人権・自由・民主を守るために立ち上がった香港の若者など、堀氏が国内外で見つけた社会課題の現場で深まる“分断”の真相に迫っていく。

　村本は「僕の漫才には怒りがあるんですよ」といい「堀潤さんのおかげで基地のことを学んで、沖縄に行って漫才をやって、拍手が止まらなかった。米軍への思いやり予算よりも、沖縄を思いやれよという漫才をやったんです」と社会への“怒り”が漫才の原動力になっていることを語った。

　予定時間をオーバーしながらトークを続けた村本と堀氏。「最後に1分ください」と言った村本は「テレビだったら視聴率とか、YouTuberならチャンネル登録者とか、政治家だったら投票率とか、数を求めている感じがする。在日（朝鮮人）のことを言うと『よく言えるね』と言われることもある。数字から置き去りされている人の声ってすごく大事な声。取りこぼした声を聞くのが民主主義なのに、いつの間にか結果として使われている感じが多く、今はそっちの方にいってしまっている気がするんですよ」と力説していた。