少女漫画誌『りぼん』で2019年6月号より連載中の『初×婚(うい×こん)』が今、読者からの人気を集めている。高性能なマッチングシステムを用い、生徒が『結婚を前提に恋愛』をするという今までの少女漫画にはなかった新感覚な設定、先の読めない展開が読者の心を掴み、連載作品のなかでも人気はトップクラス。連載9話目までで雑誌の顔となる表紙を既に2度、巻頭カラーを3度も飾ることは“異例”で、ヒットの兆しをみせているという。なぜ、少女漫画の王道である「恋愛」ではなく「結婚」をテーマにしたのか?を作者・黒崎みのり氏と担当編集者に聞くと、「家族愛」のテーマにもつながった黒崎氏の病気の経験と読者層の小・中学生の恋愛観を明かしてくれた。 同作は、DNAデータや心理テスト結果などをまとめたマッチングシステムで選ばれた男女2人のカップルが、入学時から寮生活するという特殊な学校を舞台に、3年後に最も優れたカップル「金の夫婦の卵(ゴールデンカップル)」に選ばれることを目指すストーリーだ。これに選ばれると、卒業と同時に“入籍&IT大企業の社長の座が約束”されている。
2020/01/25