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アニメ『忍たま』原作漫画、『落第忍者乱太郎』完結 33年の歴史に幕も来年4月から新連載
 人気アニメ『忍たま乱太郎』の原作であるギャグ漫画『落第忍者乱太郎』(作者:尼子騒兵衛)が、きょう30日に発売されたコミックス65巻をもって完結した。現在も朝日小学生新聞で連載が続いているが、これは過去の物語を再び「傑作選」として掲載しているもので、主人公・乱太郎たちの活躍はこれで最後となった。連載自体は12月末をもって終了し、33年の歴史に幕を下ろす。

漫画『落第忍者乱太郎』コミックス最終巻の第65巻

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 同作は、一流忍者を目指して忍術学園に入学した乱太郎、きり丸、しんべヱといった忍者のたまごたちが、ドタバタ劇を巻き起こすギャグストーリー。朝日小学生新聞にて1986年より4〜6月、10〜12月に季節限定で毎日連載されており、コミックスのシリーズ累計発行部数は64巻までで930万部を突破。93年よりNHKでテレビアニメがスタートし、実写映画やミュージカル化などさまざまなメディアミックス展開がされるなど人気作品となった。

 今回の完結は、作者の尼子氏が、今年1月に脳梗塞を発症したことがきっかけ。4月にスタート予定だったパート64の連載を延期してリハビリテーションに励んでおり、編集部も復帰を願い「傑作選」に切りかえて連載を続けていたが、「毎日の連載は難しい」という尼子氏の判断を尊重して終了を決めた。

 「傑作選」は12月末まで掲載され、これをもって33年の連載が終了。尼子氏の回復は順調で、来年4月からは月1回のペースで、落第忍者乱太郎のキャラクターによる新連載を準備しているという。

 最終巻の65巻は、通常版のほか特装版があり、特装版ではアニメ『忍たま乱太郎』で乱太郎、きり丸、しんべヱ役の声を務めた声優・高山みなみ、田中真弓、一龍斎貞友による鼎談、土井半助や6年生の声優たちからのメッセージ、公式キャラクターブックには載っていないキャラクター紹介など内容が盛りだくさんの小冊子(32ページ)が付いてくる。

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