NHKで放送中の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)は、第25回(6月30日放送)から描いてきた第2部、激動の昭和史が第38回(10月6日放送)の1940年東京オリンピックの返上と学徒出陣をもってピークを迎えた。そこでキーパーソンだったのは、仲野太賀演じるマラソン選手・小松勝だった。 小松は、ドラマオリジナルの架空の人物で、第32回より登場。金栗四三(中村勘九郎)の著書『ランニング』に感銘を受け、九州一周の途中、四三を訪ねて池部家に立ち寄り、その後、四三とともに上京して、ハリマヤ製作所で下宿生活をはじめる。やがて、ハリマヤ製作所で働く、りく(杉咲花)と恋仲になり、結婚。長男・金治(のちの五りん)も生まれ、1940年東京オリンピックでのメダル獲得を夢見て昼夜トレーニングに励んできた。しかし、日本は開催権を返上。第二次世界大戦のぼっ発により、オリンピックの開催そのものが中止となってしまう。
2019/10/13