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「けいおん!」豊崎愛生、京アニ火災に悲痛 生ラジオで声震わせ「混乱のさなか」

 アニメ「けいおん!」シリーズの主人公・平沢唯役の声優・豊崎愛生(32)が18日、パーソナリティを務める文化放送 超!A&G+『豊崎愛生のおかえりらじお』(毎週木曜 後10:00)に生出演。同日、「けいおん!」などを手がけるアニメーション制作会社・京都アニメーションのスタジオで放火とみられる火災が起き多数の犠牲者を出した事件について、悲痛な胸中を語った。

 番組冒頭「まずは、京都アニメーションさんの事件についてお話させていただこうと思います」と切り出した豊崎。自身も報道されている以上の情報は入っていないとしながら、「当然気持ちもまとまってなくて、本当に混乱のさなかで、しゃべっています。正直、今自分が抱いている複雑な気持ちをどんな言葉でなんて表現したらいいのか、わかっていないのですが。話すという仕事をしておきながら情けないのですが、うまく気持ちを表現するぴったりくる言葉がまだ見つかっていません」と言葉をつないだ。

 さらに、「事件についてきょう私がこうして生放送でラジオで話すというのが一体どういうことなのか一日考えていたんですけど、やはり触れずにはいられないなと思い、今私が個人的に思うことを少しお話させていただけたらと思います」と前置きして「まず、今一番に自分の言葉で伝えるとするなら、被害に遭われた皆様の体だけでなく、心も回復する日が少しでも早く訪れることを心の底から願っています」と、時折声を震わせながら被害者への思いを述べた。

 今年で10周年を迎え自身のキャリアにとっても大きな転機となった「けいおん!」についても「私の声優人生において世界を大きく広げてくれた、かけがえのない大切な作品」と改めて感謝。同作を始めとする京アニの作品の魅力を「作り手の皆さんの温かい人柄とか情熱が反映されているからだと思っています。同じ作品を形にする仲間として関わらせていただけたことが本当に光栄だし、いち視聴者としても心から尊敬する大好きな制作会社が京都アニメーションさんです」と称えた。

 終わりに「今は本当に皆さんの体と心の回復を祈っています。ご家族や関係者の皆さん含め、何よりも大切で尊ぶべきことは被害に遭われた方の命だと思っています。今聴いてくれているリスナーの皆さんも同じ作品を愛している同じ仲間として、みんなで思いやりを持って向き合っていけたらなということを今、心から思っています」と語り「最後に、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします」と締めくくった

 同日、事件を受け「けいおん!」の出演声優がSNSで相次いでコメントを発表した。中野梓役の竹達彩奈は、ツイッターで「傷ついた方々の回復と無事を願うと共に、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り致します」と追悼。

 田井中律役の佐藤聡美も「胸が痛くてたまりません。おひとりでも多くの方が無事であることを切に願います。。」「現状、無事を願ったり祈ったりする以外にできることが見つからないのはとても歯がゆいです。。。どうかどうか これ以上大切な皆さんが傷つかずにいてほしいです。。」と胸中をつづっていた。

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