シンガー・ソングライターの米津玄師が11日、千葉・幕張メッセ展示ホール4〜6で自身初の全国アリーナツアー『米津玄師 2019 TOUR/脊椎がオパールになる頃』(8ヶ所全16公演、17万人動員)の国内ファイナルを迎え、約2時間にわたって21曲を熱唱し、2万7000人を魅了した。
昨年大みそかに『NHK紅白歌合戦』に初出場し、故郷・徳島からの生中継でテレビ初パフォーマンスした話題も冷めやらぬ1月19日、同じく徳島のアスティとくしまを皮切りにスタートしたツアーの国内ファイナル。両手を大きく広げて大歓声を全身に浴びた米津は、最新シングル「Flamingo」からスタートした。
「LOSER」ではせりあがった花道の先端にしゃがみこみ、大観衆の熱狂を上から楽しみ、「砂の惑星」を投入後には「今日1日楽しい日にしましょう!」と短くあいさつ。ビジョン3面に米津が大映しにされると大歓声があがり、ギターをかき鳴らしながら「飛燕」を歌った。
アーティスティックな映像や光の演出、ダンサーや鼓笛隊などもステージを彩り、MCでは何度も「ありがたい」と口にした。「こんなにたくさんの人が聴いてくれることを当たり前のことだと思わないようにしていかなければ」と気を引き締めた。
10日に28歳の誕生日を迎えたばかりの米津は、クライマックスへ向かう前に激動の2018年を振り返った。
「2018年はけっこう自分にとっても大きな年で、いろんな環境が変わっていく年でした。ドラマ主題歌をやらせてもらって、自分でも想像しなかったような、想像だにしなかった広がり方をして、おじいちゃんおばあちゃん、ちっちゃい子どもたちまで届いてくれた。ありがたいこと。すごくありがたいと思いながらどこか他人事のような感覚でいて、ある程度、一定のラインを超えちゃうと、自分でも何が起こっているのかよくわからない」と本音も漏らした。
また、ライブ会場の規模が大きくなり、自身の音楽性が変わっていくことで離れていくファンをそのままにしたくないといい、「今回は合わなかったかもしれないけど、もしかしたら1年後、2年後、10年後になるかもしれないけど、どっかでまたリンクして、交差することがあるかもしれない」「自分が船だとすると、その船から誰も落としたくない。どだい無理と言われるのもわかるけど、それでもやりたい」と穏やかな口調ながらも強い決意をにじませ、割れんばかりの拍手が沸き起こった。
本編最後の曲を前に会場が暗転し、スポットライトが差し込むと、スタンドマイクを両手を握り、「Lemon」をエモーショナルに熱唱した。『胸に残り離れない 苦いレモンの匂い』の歌詞さながら、会場にはかすかにレモンの匂いが漂うイキな演出で楽曲の世界観を増幅させた。
アンコールでは観客の声援に聴き入った米津が「俺も愛してるよ」と殺し文句。女性ファンの悲鳴に似た大歓声があがると、米津は「もう1回聞きたかったら次のライブに来てね。次のライブでは言わないかもしれないけど」と茶目っ気たっぷり。「国内のツアーは終わるけど、また近いうちにやるんで。まだ決まってないけどね」とほほえみつつ、「その時はまた会いましょう」と再会を約束し、初の全国アリーナツアーに幕を下ろした。胸に残る歌声とレモンの匂いの余韻を残して。
■『米津玄師 2019 TOUR/脊椎がオパールになる頃』3月11日公演セットリスト
01. Flamingo
02. LOSER
03. 砂の惑星
04. 飛燕
05. かいじゅうのマーチ
06. アイネクライネ
07. 春雷
08. Moonlight
09. fogbound
10. amen
11. Paper Flower
12. Undercover
13. ※表記未対応(正式表記はAliceの中国語簡体字)
14. ピースサイン
15. TEENAGE RIOT
16. Nighthawks
17. orion
18. Lemon
【アンコール】
19. ごめんね
20. クランベリーとパンケーキ
21. 灰色と青
昨年大みそかに『NHK紅白歌合戦』に初出場し、故郷・徳島からの生中継でテレビ初パフォーマンスした話題も冷めやらぬ1月19日、同じく徳島のアスティとくしまを皮切りにスタートしたツアーの国内ファイナル。両手を大きく広げて大歓声を全身に浴びた米津は、最新シングル「Flamingo」からスタートした。
「LOSER」ではせりあがった花道の先端にしゃがみこみ、大観衆の熱狂を上から楽しみ、「砂の惑星」を投入後には「今日1日楽しい日にしましょう!」と短くあいさつ。ビジョン3面に米津が大映しにされると大歓声があがり、ギターをかき鳴らしながら「飛燕」を歌った。
アーティスティックな映像や光の演出、ダンサーや鼓笛隊などもステージを彩り、MCでは何度も「ありがたい」と口にした。「こんなにたくさんの人が聴いてくれることを当たり前のことだと思わないようにしていかなければ」と気を引き締めた。
10日に28歳の誕生日を迎えたばかりの米津は、クライマックスへ向かう前に激動の2018年を振り返った。
「2018年はけっこう自分にとっても大きな年で、いろんな環境が変わっていく年でした。ドラマ主題歌をやらせてもらって、自分でも想像しなかったような、想像だにしなかった広がり方をして、おじいちゃんおばあちゃん、ちっちゃい子どもたちまで届いてくれた。ありがたいこと。すごくありがたいと思いながらどこか他人事のような感覚でいて、ある程度、一定のラインを超えちゃうと、自分でも何が起こっているのかよくわからない」と本音も漏らした。
また、ライブ会場の規模が大きくなり、自身の音楽性が変わっていくことで離れていくファンをそのままにしたくないといい、「今回は合わなかったかもしれないけど、もしかしたら1年後、2年後、10年後になるかもしれないけど、どっかでまたリンクして、交差することがあるかもしれない」「自分が船だとすると、その船から誰も落としたくない。どだい無理と言われるのもわかるけど、それでもやりたい」と穏やかな口調ながらも強い決意をにじませ、割れんばかりの拍手が沸き起こった。
本編最後の曲を前に会場が暗転し、スポットライトが差し込むと、スタンドマイクを両手を握り、「Lemon」をエモーショナルに熱唱した。『胸に残り離れない 苦いレモンの匂い』の歌詞さながら、会場にはかすかにレモンの匂いが漂うイキな演出で楽曲の世界観を増幅させた。
アンコールでは観客の声援に聴き入った米津が「俺も愛してるよ」と殺し文句。女性ファンの悲鳴に似た大歓声があがると、米津は「もう1回聞きたかったら次のライブに来てね。次のライブでは言わないかもしれないけど」と茶目っ気たっぷり。「国内のツアーは終わるけど、また近いうちにやるんで。まだ決まってないけどね」とほほえみつつ、「その時はまた会いましょう」と再会を約束し、初の全国アリーナツアーに幕を下ろした。胸に残る歌声とレモンの匂いの余韻を残して。
■『米津玄師 2019 TOUR/脊椎がオパールになる頃』3月11日公演セットリスト
01. Flamingo
02. LOSER
03. 砂の惑星
04. 飛燕
05. かいじゅうのマーチ
06. アイネクライネ
07. 春雷
08. Moonlight
09. fogbound
10. amen
11. Paper Flower
12. Undercover
13. ※表記未対応(正式表記はAliceの中国語簡体字)
14. ピースサイン
15. TEENAGE RIOT
16. Nighthawks
17. orion
18. Lemon
【アンコール】
19. ごめんね
20. クランベリーとパンケーキ
21. 灰色と青
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2019/03/11