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故・石塚運昇さん、新作ポケモン映画にナレーション出演 22年連続出演記録は途切れず

 食道がんのため昨年8月13日に亡くなった声優の石塚運昇さん(享年68)が、人気アニメ『ポケットモンスター』の最新映画でシリーズ22作目『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(7月12日公開)にナレーションとして出演していることが1日、発表された。

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』にナレーションとして出演する石塚運昇さん

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』にナレーションとして出演する石塚運昇さん

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 石塚さんは1997年より放送がスタートしたテレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズで、オーキド博士役やナレーションのほか、多くのポケモンの声を担当。

 現在まで公開されてきたポケモン映画全21作にもナレーションやキャラクター、ポケモンの声で出演しており、新作22作目ではナレーションとして出演する。

 今回公開される『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は、第1作『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』を、ポケモン映画初となる全編フル3DCG映像として蘇らせたもの。人工的に作られたポケモン・ミュウツーが心に抱える「葛藤」、自分を生み出した人類への「逆襲」という、ファミリー向けとしては異例のテーマを掲げていたが、興行収入72.4億円と98年のランキング1位に輝くヒット作となった。

 また、ポケモン映画21作中において興行収入が同作を上回ったものはないという伝説的な作品で、世界中でも公開され全世界興行収入が約297.9億円。全米においては、日本映画興行収入歴代1位の記録を未だに保持している。

 石塚さんが出演するほか、ゲスト声優として俳優の市村正親(70)が21年ぶりに再びミュウツー役を務めることや、最新予告映像と最新ビジュアルも公開。全貌を見ることのできなかったフル3DCG版のサトシとピカチュウ、多くのポケモンたちのビジュアルが初公開となった。今までのポケモン映画とは一味違った、新しい姿を垣間見ることができる。

■キャスト情報
サトシ:松本梨香
ピカチュウ:大谷育江
ムサシ:林原めぐみ
コジロウ:三木眞一郎
ニャース:犬山イヌコ
ナレーション:石塚運昇
特別出演:市村正親

■スタッフ情報
原案:田尻智
監督:湯山邦彦・榊原幹典
脚本:首藤剛志
製作:ピカチュウプロジェクト
配給:東宝

■『ポケモン』映画歴代タイトル(公開年)
1:ミュウツーの逆襲(1998年)
2:幻のポケモン ルギア爆誕(1999年)
3:結晶塔の帝王 ENTEI(2000年)
4:セレビィ 時を超えた遭遇(2001年)
5:水の都の護神 ラティアスとラティオス(2002年)
6:七夜の願い星 ジラーチ(2003年)
7:裂空の訪問者 デオキシス(2004年)
8:ミュウと波導の勇者 ルカリオ(2005年)
9:ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ(2006年)
10:ディアルガVSパルキアVSダークライ(2007年)
11:ギラティナと氷空の花束 シェイミ(2008年)
12:アルセウス 超克の時空へ(2009年)
13:幻影の覇者 ゾロアーク(2010年)
14:ビクティニと黒き英雄 ゼクロム/白き英雄 レシラム(2011年)
15:キュレムVS聖剣士 ケルディオ(2012年)
16:神速のゲノセクト ミュウツー覚醒(2013年)
17:破壊の繭とディアンシー(2014年)
18:光輪の超魔神 フーパ(2015年)
19:ボルケニオンと機巧のマギアナ(2016年)
20:キミにきめた!(2017年)
21:みんなの物語(2018年)
22:ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年)

(c)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku  
(c)Pokemon (c)2019 ピカチュウプロジェクト

関連写真

  • 映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』にナレーションとして出演する石塚運昇さん
  • 『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の最新ビジュアル
  • 映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』でミュウツーを再び演じる市村正親(左)

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