伊原木隆太・岡山県知事が30日、東京・とっとり・おかやま新橋館で『ハレウッドムービー ワールドプレミア2019』に参加。昨年の西日本豪雨で被害を受けた被災地を訪れ、元気を与えてくれた人気グループ・嵐に感謝した。

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　嵐のメンバーは昨年7月に発生した西日本豪雨で被害の大きかった岡山、広島、愛媛に入り、被災者を勇気づけた。岡山には二宮和也が入り、義援金5000万円を受け取った伊原木知事は「もう、本当にうれしかったです」と振り返る。

　「応援をしたいと思っているのが伝わってきた。この仕事をしても、なかなか気持ちは伝わらないと苦労している。二宮さんからはジワっと伝わってきた。私自身、勇気づけられた」と話す。知事と面会後、二宮は避難所を訪れて子ども達と触れ合い、表情を明るくさせた。「人気があるのは、そういうことなんだなと思った。元気にする力を持った特別な方に来ていただいて、本当にありがたかった」と感謝の言葉は尽きなかった。

　二宮はカメラが回っていないところでも協力を惜しまなかったそうで「そういうことも含めて、あれだけ愛されているんだなってわかった」と感謝を込め、「ここ半年で急速にファンになりました」と“嵐愛”を熱弁した。

　そんな嵐が2020年いっぱいでグループとしての活動を休止することを発表。伊原木知事は「ビックリしました。なんで今と」と衝撃を受けたが「被災3県で、何かご一緒できる機会があれば。その思いがあるというのは何らかのかたちで伝えたい」と恩返ししたい意向も口にした。

　イベントにはお笑いタレント・ブルゾンちえみ、俳優・前野朋哉も登場。「ハレウッド」とは、岡山県が降水量1ミリ未満の日が全国1位なことから「晴れの国」と呼ばれ、美しい街並みがロケ地に採用されることが多いため、映画の都・ハリウッドをモジッた造語。昨年、ハレウッド俳優オーデションも実施。119人から5人が選ばれ、PR動画も撮影された。