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吉高由里子、TBSドラマ初主演 “定時帰宅”モットーのヒロイン演じる

 女優の吉高由里子(30)が4月スタートのTBS系『わたし、定時で帰ります。』(毎週火曜 後10:00)で、同局連ドラ初主演を飾ることがわかった。“定時で帰る”“残業しない”をモットーに生きるヒロイン・東山結衣(ひがしやま・ゆい)を演じる。吉高は自身の役柄について「いい意味で“普通”の女性」と表現し、「一般的な会社に勤めているという、共感しやすいキャラクターを頑張って演じられたらなと思っています」と意気込みを語っている。

4月スタート火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』に主演する吉高由里子 (C)TBS

4月スタート火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』に主演する吉高由里子 (C)TBS

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 原作は朱野帰子(あけの・かえるこ)氏の同名小説(新潮文庫刊)。近年、長時間労働の是正や雇用形態にかかわらない公平な待遇を目指す「働き方改革」が多くの関心を集めるなか、「残業問題」を切り口として、単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべき“ライフワーク・バランス”について描いていく。

 WEB制作会社で働く結衣は過去にあるトラウマを抱え、以来「必ず定時で帰る」というモットーを貫くワーキングガール。「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にする。美味しいものを食べて美味しいと感じるといった“普通の感覚”をきちんと大事にする32歳の独身OL。同僚たちの様々な悩みに寄り添い、時に振り回され、そして解決していく。そんな彼女の背景には、新人時代のトラウマや、ワーカホリックだった元婚約者の存在があった…。

 結衣の元婚約者・種田晃太郎(たねだ・こうたろう)役には向井理。仕事ができて部下からの信頼も厚いが、家庭環境や過去のトラウマから一度、仕事にのめり込むと周りが見えなくなるワーカホリックな男を演じる。結衣の職場の先輩で産休を取るが、早々に職場復帰するスーパーワーキングマザー・賤ヶ岳八重(しずがたけ・やえ)役を内田有紀、転職してきて結衣の新しいチームの部長となり、ブラック上司として結衣をはじめ職場の面々を振り回す福永清次(ふくなが・せいじ)役は、ユースケ・サンタマリアに決定。

 そのほか、結衣の同僚で仕事の要領が悪くトラブルメーカーとして目をつけられている吾妻徹(あづま・とおる)役を柄本時生、結衣が教育係として面倒をみるが、二言目には「辞めたい」と言うやる気ゼロの新人・来栖泰斗(くるす・たいと)役を泉澤祐希。また、皆勤賞であることを誇りにしており、真面目過ぎる努力家だが融通が利かない同僚・三谷佳菜子(みたに・かなこ)役にシシド・カフカが起用された。

 脚本は『夜行観覧車』(2013)『リバース』(2017)などのテレビドラマや映画の脚本を手掛け、繊細な人物描写と視聴者を引き込むテンポの良い展開に定評がある奥寺佐渡子氏と清水友佳子氏がタッグ。プロデュースは、『アンナチュラル』(2018)を手掛けた新井順子氏と、『重版出来!』(2016)や映画『ひるなかの流星』などのプロデュースを務める八尾香澄氏。演出は『あなたのことはそれほど』(2017)『大恋愛〜僕を忘れる君と』(2018)などを手掛けた金子文紀氏が担当する。

■コメント
吉高由里子
「演じさせていただく東山結衣は、ドラマに出てくる役柄の中で一番偏っていないキャラクターなんじゃないかなと感じています。過去のある出来事から、定時で帰るというのがモットーですが、いい意味で“普通”の女性。一般的な会社に勤めているという、共感しやすいキャラクターを頑張って演じられたらなと思っています。
会社員の経験が一度もなく、不安もありますが、一般の企業に勤めている会社員の友人に話を聞いたりしながら役のイメージを膨らませています。
そして、このドラマには思わず感情移入してしまう、人間味溢れる個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。お仕事されている方もそうでない方も、見終わった後には心が少し軽くなって明日が前向きになれるような作品になっていくと思います。ぜひ楽しみに待っていてください」

原作者・朱野帰子氏
「会社員時代の私にとって、仕事は死ぬ気でやるものでした。でも、心のどこかで『誰か止めてくれ』とも思っていました。ドラマファンの私にとって、主演の吉高由里子さんは、他者への包容力と、自分の生き方を貫く強さを持つ俳優さんです。長時間労働に追いつめられた同僚たちを、吉高さん演じる結衣なら必ずや止めてくれるでしょう。しかも、脚本は尊敬する奥寺佐渡子さん。これは紛れもなく、私が書きたかった定時に帰る会社員の物語だと感じる、すばらしい脚本にしていただいています。制作に携わってくださるすべての皆様に、この場を借りて厚く感謝申し上げます。楽しみです!」

プロデューサー・新井順子氏、八尾香澄氏
「日々の仕事や家事に追われ、自分でも気づかないうちに、つい無理をしてしまう人たち。将来やりたいことが見つからなかったり、自分は今の仕事に向いてないんじゃないか? と不安に思う人たち。『働き方改革』の時代に、サラリーマンも主婦も学生も、百人いれば百通りの悩みを抱えているのだと思います。肩肘張って一生懸命生きている人たちが、少し気持ちを楽にして、もっと自分を大切にしようと思える、そんなシンプルなメッセージを詰め込んだドラマになればと思います。
主人公の結衣は決してスーパーウーマンではありません。不器用で、自分の身の丈も分かっている優しい人だからこそ、そっと悩める人に寄り添い、心を軽くしていきます。
主人公・結衣を演じるのは吉高由里子さん。数々の出演作を拝見し、いつかご一緒したいと熱望していた吉高さんに引き受けていただき本当にうれしく思います。小さな幸せを感じて日々を大事に過ごすという、当たり前のようで実は難しい生き方を実践していく主人公を軽やかに演じていただき、『彼女のように生きたい』と思えるような主人公を一緒に作っていきたいと思います。さらに、向井理さんをはじめ、ユースケ・サンタマリアさん、内田有紀さんなど個性もお芝居も魅力的な出演者が決まり、今から楽しみでなりません。毎回、誰かに共感し、多くの悩める人々にとって明日を生きるヒントと勇気になるようなドラマを目指します」

関連写真

  • 4月スタート火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』に主演する吉高由里子 (C)TBS
  • 4月スタート火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』原作書影
  • 4月スタート火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』に出演する向井理、内田有紀、ユースケ・サンタマリア
  • 4月スタート火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』に出演する柄本時生、泉澤祐希、シシド・カフカ

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