「起訴されたら99.9%、ほぼ有罪になる」という日本の裁判の現実から、「えん罪」を晴らす逆転劇はドラマの題材として有力なものになっている。日本テレビ系で19日スタートする新土曜ドラマ『イノセンス〜冤(えん)罪弁護士〜』(毎週土曜 後10:00※初回15分拡大)もタイトルから一目瞭然。俳優の坂口健太郎が、不可能に近いとされる「冤罪弁護」に積極的に立ち向かう弁護士・黒川拓を演じる。
黒川の特徴は、現場で起きた事象を実験で再現し事件の解明していくところ。彼から依頼を受け、犯罪におけるさまざまな実証実験を引き受けるのが、藤木直人演じる東央大学理工学部物理学科准教授の秋保(あきう)恭一郎だ。黒川の学生時代の先輩で、警察の捜査がいまだに科学的実証を軽視している現状に強い危機感を抱いており、それが協力する動機となっている。
第1話では、保険金目当てで自宅に放火した疑いをかけられた男の“無実”を証明するため、大掛かりな実験を行う。この実験シーンは、各話の見どころとなっていきそうで、理工学部出身の藤木がはまり役。しかも秋保は肉親にまつわる悲しい過去を持っており、シリーズ全体の鍵を握っているということで、第1話から彼の言動に注視しておきたい。
このドラマでは身近に潜む「えん罪」をテーマに、誰にでも起こりうる出来事を扱っていくという。黒川たちが無実を証明するということは、捜査・取り調べした警察官や被疑者を起訴した検察官たちのずさんさが明らかになるということでもあり、ドラマとわかっていてもちょっと複雑な気分になる。現実には警察・検察がそれぞれの仕事をちゃんとしてくれていると信じたい。
第1話で吉田栄作演じる父親を犯人と決めつけて取り調べする刑事や、起訴する前にえん罪を見抜けなかった検察官を、グっと引いて見ると、思い込みだけで人を決めつけ、卑しめる人や、肩書にあぐらをかいているような人は身近にけっこういる。そんなヤツらに正義が勝つところを見るのは、それがままならないことも多い現実の中で、やはりスカッとするし、ドラマなんだから毎週スカッとさせてほしい、と期待して土曜の夜を待ちたい。
黒川の特徴は、現場で起きた事象を実験で再現し事件の解明していくところ。彼から依頼を受け、犯罪におけるさまざまな実証実験を引き受けるのが、藤木直人演じる東央大学理工学部物理学科准教授の秋保(あきう)恭一郎だ。黒川の学生時代の先輩で、警察の捜査がいまだに科学的実証を軽視している現状に強い危機感を抱いており、それが協力する動機となっている。
第1話では、保険金目当てで自宅に放火した疑いをかけられた男の“無実”を証明するため、大掛かりな実験を行う。この実験シーンは、各話の見どころとなっていきそうで、理工学部出身の藤木がはまり役。しかも秋保は肉親にまつわる悲しい過去を持っており、シリーズ全体の鍵を握っているということで、第1話から彼の言動に注視しておきたい。
このドラマでは身近に潜む「えん罪」をテーマに、誰にでも起こりうる出来事を扱っていくという。黒川たちが無実を証明するということは、捜査・取り調べした警察官や被疑者を起訴した検察官たちのずさんさが明らかになるということでもあり、ドラマとわかっていてもちょっと複雑な気分になる。現実には警察・検察がそれぞれの仕事をちゃんとしてくれていると信じたい。
第1話で吉田栄作演じる父親を犯人と決めつけて取り調べする刑事や、起訴する前にえん罪を見抜けなかった検察官を、グっと引いて見ると、思い込みだけで人を決めつけ、卑しめる人や、肩書にあぐらをかいているような人は身近にけっこういる。そんなヤツらに正義が勝つところを見るのは、それがままならないことも多い現実の中で、やはりスカッとするし、ドラマなんだから毎週スカッとさせてほしい、と期待して土曜の夜を待ちたい。
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2019/01/19