HFPA(ハリウッド外国人記者協会)による映画・ドラマの祭典『第76回ゴールデン・グローブ賞』授賞式が、米ロサンゼルスで現地時間6日に開催された。今回は、是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞に、細田守監督の『未来のミライ』がアニメーション作品賞にそれぞれノミネート。両作品とも受賞はならなかったが、世界にアピールすることはできた。授賞式に向かうレッドカーペットで是枝監督は「これがスタートラインだと思っているので、この先に良い形で現地のキャスト、スタッフたちと一緒に映画をつくれる可能性が生まれると良いなと思っています」と、ステップアップした先の映画作りを見据えていた。 『万引き家族』は、昨年5月にフランス・カンヌで開催された『第71回カンヌ国際映画祭』で最高賞のパルムドールを受賞。ゴールデン・グローブ賞には初めてノミネートされ「20年ぐらいのキャリアの中で、初めての経験なので本当に楽しんでいます。日本国内だけで限らず、僕の作品の中では一番世界的にも広く、深く届いている作品だと思っているので、このアメリカにも良い形で届いているので幸せだと思っています」と話していた。