歌手の藤井フミヤが、「平成」最後の大みそか(2018年12月31日)から、東京・日本武道館で恒例の年越しカウントダウンライブを開催した。1999年以来、フミヤが開拓し、通算15回目となる同ライブも、武道館が9月から長期の改修工事に入るため、今回が「LAST」。アンコールでは、フミヤと親交の深いタレントの木梨憲武のサプライズ出演や、まさかの“親子共演”も実現し、“伝説”になりそうなステージを繰り広げた。
今回の『日本武道館 LAST COUNTDOWN PARTY 2018〜2019』は、センターに円形ステージを組んで、武道館の東西南北すべての客席を解放。アリーナ、1階席、そして2階席の最後列までびっしり埋まり、暗転して観客が身につけたサイリウムなどの光が360度、輝く様は壮観だった。
オープニングを飾ったのは、「P.S.マリア」。歌詞の「カウントダウン」というワンフレーズで、会場のボルテージを一気に上げた。「記憶に残るカウントダウンにしよう」とフミヤ。ヒットシングル「タイムマシーン」やチェッカーズ時代の「Blue Moon Stone」など、この日だけのセットリストを次々に披露していく。
「平成が戦争のない時代として終わろうとしている」という天皇陛下の85歳の誕生日会見のおことばを紹介しつつ、「新しい時代も平和でありますように」と、「ラブ&ピース」の祈りを込めて「夜明けの街」「I have a dream」。
日本武道館といえば、チェッカーズ時代から数えて100回以上、ライブを開催してきた。その中でも「よく覚えているのはチェッカーズの解散コンサート(1992年12月)。外にいっぱいファンがいて、スタッフが気を利かせて武道館のドアを開けて、外に聴こえるようにしてコンサートをやった」と語り、チェッカーズの「Cherie」「ミセスマーメイド」、バラードの名曲「Long Road」も歌った。
2018年最後の曲は、ディズニー・アニメーション映画『ヘラクレス』の主題歌「Go the Distance」。フミヤは「2018年もお世話になりました。35周年イヤーは、来年の9月21日まで続くんで。来年もよろしくおねがいします」とあいさつ。1月1日午前0時を迎えた瞬間、客席からも紅白のバルーンが打ち上げられ、「君が代」斉唱で新年の歌い初めをするという“恒例行事”が無事済むと、会場はお祝いムードに包まれた。
そして、ライブはクライマックスへと突入。「GIRIGIRIナイト」や「Stay with me.」などでは、観客がサビの振り付けをそろえて盛り上がり、一体感が増したところで、ファン投票で1位に選ばれた「ALIVE」が流れると、会場の熱気はピークに達した。
アンコールの1曲目で、フミヤはファンへの感謝の気持ちを伝えながら、自他ともに認める代表曲「TRUE LOVE」を熱唱。続いて、チェッカーズの「ONE NIGHT GIGOLO」のイントロが流れ、会場がドッと湧く中、現れたのが木梨だった。イントロが終わる絶妙なタイミングでフミヤの頭をスリッパで叩く、という懐かしいバラエティー番組を見ているような光景に、観客も大興奮。
「フミヤがステージに立たせてくれる、歌わせてくれるっていうから、ハワイから帰ってきた」という木梨は、「白い雲のように」「友よ」を一緒に歌っただけでなく、会場に来ていたフミヤの長男で、フジテレビの藤井弘輝アナウンサーを呼び寄せて、ステージに上げてしまう無双ぶり。まさかの“藤井親子の共演”という“伝説”を作って去っていった。
もちろん、大団円は、日本武道館カウントダウンライブの恒例中の恒例である「紙飛行機」。客席には、「君の夢を乗せてステージまで飛んでゆけ!」というメッセージとともに、紙飛行機を折るための紙(金と銀の2枚)も配布されていた。
会場の都合で「最後」とは名残惜しい限りだが、フミヤの日本武道館カウントダウンライブは、1999年から2008年まで毎年行われ、10回目の開催を節目に一旦終了し、デビュー30周年・ソロデビュー20周年を迎えた13年に5年ぶりに復活して、通算15回、開催されてきた。フミヤも「またできる時が来たらやりたいと思います。その時はまた遊びに来てください」と呼びかけた。ファンは改修工事後の日本武道館で、いつかまた大みそかの夜に再会できることを願いながら、それぞれ帰途についたに違いない。
まずははじまったばかりの2019年。フミヤは「今年はアルバムもつくるし、ツアーもまわるし、とにかく歌いまくりですね。今年も皆さんを喜ばせるために頑張ります」と、意気込んでいる。
今回の『日本武道館 LAST COUNTDOWN PARTY 2018〜2019』は、センターに円形ステージを組んで、武道館の東西南北すべての客席を解放。アリーナ、1階席、そして2階席の最後列までびっしり埋まり、暗転して観客が身につけたサイリウムなどの光が360度、輝く様は壮観だった。
オープニングを飾ったのは、「P.S.マリア」。歌詞の「カウントダウン」というワンフレーズで、会場のボルテージを一気に上げた。「記憶に残るカウントダウンにしよう」とフミヤ。ヒットシングル「タイムマシーン」やチェッカーズ時代の「Blue Moon Stone」など、この日だけのセットリストを次々に披露していく。
「平成が戦争のない時代として終わろうとしている」という天皇陛下の85歳の誕生日会見のおことばを紹介しつつ、「新しい時代も平和でありますように」と、「ラブ&ピース」の祈りを込めて「夜明けの街」「I have a dream」。
日本武道館といえば、チェッカーズ時代から数えて100回以上、ライブを開催してきた。その中でも「よく覚えているのはチェッカーズの解散コンサート(1992年12月)。外にいっぱいファンがいて、スタッフが気を利かせて武道館のドアを開けて、外に聴こえるようにしてコンサートをやった」と語り、チェッカーズの「Cherie」「ミセスマーメイド」、バラードの名曲「Long Road」も歌った。
2018年最後の曲は、ディズニー・アニメーション映画『ヘラクレス』の主題歌「Go the Distance」。フミヤは「2018年もお世話になりました。35周年イヤーは、来年の9月21日まで続くんで。来年もよろしくおねがいします」とあいさつ。1月1日午前0時を迎えた瞬間、客席からも紅白のバルーンが打ち上げられ、「君が代」斉唱で新年の歌い初めをするという“恒例行事”が無事済むと、会場はお祝いムードに包まれた。
そして、ライブはクライマックスへと突入。「GIRIGIRIナイト」や「Stay with me.」などでは、観客がサビの振り付けをそろえて盛り上がり、一体感が増したところで、ファン投票で1位に選ばれた「ALIVE」が流れると、会場の熱気はピークに達した。
アンコールの1曲目で、フミヤはファンへの感謝の気持ちを伝えながら、自他ともに認める代表曲「TRUE LOVE」を熱唱。続いて、チェッカーズの「ONE NIGHT GIGOLO」のイントロが流れ、会場がドッと湧く中、現れたのが木梨だった。イントロが終わる絶妙なタイミングでフミヤの頭をスリッパで叩く、という懐かしいバラエティー番組を見ているような光景に、観客も大興奮。
「フミヤがステージに立たせてくれる、歌わせてくれるっていうから、ハワイから帰ってきた」という木梨は、「白い雲のように」「友よ」を一緒に歌っただけでなく、会場に来ていたフミヤの長男で、フジテレビの藤井弘輝アナウンサーを呼び寄せて、ステージに上げてしまう無双ぶり。まさかの“藤井親子の共演”という“伝説”を作って去っていった。
もちろん、大団円は、日本武道館カウントダウンライブの恒例中の恒例である「紙飛行機」。客席には、「君の夢を乗せてステージまで飛んでゆけ!」というメッセージとともに、紙飛行機を折るための紙(金と銀の2枚)も配布されていた。
会場の都合で「最後」とは名残惜しい限りだが、フミヤの日本武道館カウントダウンライブは、1999年から2008年まで毎年行われ、10回目の開催を節目に一旦終了し、デビュー30周年・ソロデビュー20周年を迎えた13年に5年ぶりに復活して、通算15回、開催されてきた。フミヤも「またできる時が来たらやりたいと思います。その時はまた遊びに来てください」と呼びかけた。ファンは改修工事後の日本武道館で、いつかまた大みそかの夜に再会できることを願いながら、それぞれ帰途についたに違いない。
まずははじまったばかりの2019年。フミヤは「今年はアルバムもつくるし、ツアーもまわるし、とにかく歌いまくりですね。今年も皆さんを喜ばせるために頑張ります」と、意気込んでいる。
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2019/01/01