人気アイドルグループ・Kis-My-Ft2が、ニッポン放送恒例のクリスマス特番『第44回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』のパーソナリティーとして、12月24日の正午から25日にかけての24時間の生放送に挑戦する。本番を5日後に控えて、各メンバーの事前取材の内容が明らかになった。

　毎年恒例の同番組は、目の不自由な方が安心して街を歩けるように『音の出る信号機』を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンの一環として1975年よりスタート。第11回まで萩本欽一がパーソナリティーを務めてきたが（第5回からは研ナオコも参加）、第12回からは同局にゆかりのあるタレントが年替わりで務めている。

　11月1日のパーソナリティー就任発表以来、個別に積極的な事前取材を行っているキスマイのメンバーたち。このほど、北山宏光は都内のフットサルコートでブラインドサッカー日本代表キャプテンの川村怜選手との初対面を果たし、対談とコート上での実技交流を行った。

　学生時代にサッカーに励んできた北山は、川村選手と「日々のトレーニングの重要性」「試合の見どころ」「対戦相手との駆け引き」「理想のキャプテン像」などの話題で大盛り上がり。自らもアイマスクを着用し、体験を行うと「すごい集中力ですね。これは神経を研ぎ澄まさないとできない競技です」と驚きの声を上げた。

　北山は対談を終えて「今回、取材をさせていただいて、今まで当たり前に感じていたことが決して当たり前でないということが理解できました」とコメント。「当日は、番組を通じて、みなさんにもお伝えしていければと思います」とリスナーに呼びかけている。

　取材の模様は、同番組の中で「視覚障がいとスポーツ〜ブラインドサッカーの世界〜」と題して、北山によるレポートコーナーとして放送される。

■Kis-My-Ft2の事前取材内容
千賀健永「視覚障がいと音楽〜ミュージックギフト・子供たちとの約束」（筑波大学附属視覚特別支援学校）

宮田俊哉「視覚障がいと読書〜日本点字図書館〜」（日本点字図書館）

横尾渉「視覚障がい者たちをとりまく現在」（慶応大学　中野泰志教授との対談）

藤ヶ谷太輔「視覚障がい者の学校生活」（筑波大学附属視覚特別支援学校）

玉森裕太「視覚障がいとゲーム」（全盲のゲームクリエイター・野澤幸男氏との対談）

二階堂高嗣「視覚障がいと笑い」（全盲の漫談家・濱田祐太郎インタビュー）