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映画『居眠り磐音』追加キャスト33人発表 Wヒロインに木村文乃&芳根京子

 俳優・松坂桃李が時代劇初主演を務める映画『居眠り磐音』(2019年5月17日公開)の追加キャストが28日、発表された。Wヒロインの木村文乃芳根京子をはじめ、柄本佑杉野遥亮佐々木蔵之介ピエール瀧陣内孝則谷原章介中村梅雀柄本明ら計33人の若手からベテランまでの俳優陣の名が連なる。

映画『居眠り磐音』に出演する豪華キャスト陣

映画『居眠り磐音』に出演する豪華キャスト陣

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 原作は、全著作の累計発行部数が6300万部を超える、佐伯泰英氏の作品。映画は、江戸勤番を終え九州・豊後関前藩に三年ぶりに戻った坂崎磐音(松坂)と幼なじみの小林琴平(柄本佑)、河井慎之輔(杉野)。さらに磐音は、琴平の妹・奈緒(芳根)と祝言を控えていた。だが帰藩早々に起きた“事件”により、磐音は1日にして2人の友を失い、祝言を間近に控えていた許婚の小林奈緒を残したまま関前を後にすることになってしまう。

 豊後関前藩を後にして江戸で浪人として長屋暮らしを始めた磐音は、大家の金兵衛(中村)に鰻割きの仕事や、両替商・今津屋の用心棒の仕事を紹介してもらう。次第に周囲から頼られる存在になっていき、今津屋の女中で金兵衛の娘・おこん(木村)にも好意を持たれるなど江戸暮らしも様になって来た。そんな折、今津屋が南鐐二朱銀をめぐる騒動に巻き込まれる事件が起き、磐音は用心棒として今津屋を守るために立ち向かうー。

 今回、発表されたキャストでは、磐音の剣術の師匠・佐々木玲圓を佐々木、関前藩国家老・宍戸文六をピエール瀧、遊郭「三浦屋」主人・庄右衛門を陣内、今津屋の主人・吉右衛門を谷原、両替商・阿波屋の主人・有楽斎を柄本明が演じる。そのほかにも、石丸謙二郎財前直見西村まさ彦橋本じゅん早乙女太一中村ゆり波岡一喜佐戸井けん太、比留間由哲、和田聰宏高橋努荒井敦史南沙良ベンガル桜木健一水澤紳吾阿部亮平永瀬匡川村ゆきえ、宮下かな子、山本浩司、有福正志、菅原大吉の出演が発表された。

■以下はキャストコメント

木村文乃(おこん役)
本格的な時代劇には初挑戦で、京都の撮影所も初めてで不安も多かったのですが、改めて京都という町とスタッフの皆さんが好きになった撮影でした。おこんは太陽の似合う人情に厚い、江戸の女です。そして、町娘なので時代劇とは言え作法に縛られ過ぎず、自由に動いて生き生きできることが楽しかったです。磐音さんへと奈緒さんへと、あっちにこっちに気持ちを真っ直ぐ向けるおこんを楽しんでいただけたら幸いです。

芳根京子(小林奈緒役)
松坂さん演じる磐音様を、ひたむきに愛し、強く想い続ける奈緒を演じられたこと、一人の女性として誇りに思います。私も早く大きなスクリーンで、磐音様に会いたいです。

柄本佑(小林琴平役)
大好きな本木監督の元、大好きな桃李さんと、大好きな時代劇を、という自分的に特だらけの現場でした。しかも京都で!! うん、うれしい現場でした。

杉野遥亮(河出慎之介役)
これから始まる壮観な物語の起因となる河出慎之輔を通して、逞しい先輩方の背中に感情的になる日々でした。この先の自分の養分となり財産となる作品に巡り会わせて頂いたことに感謝しています。

ピエール瀧(宍戸文六役)
宍戸文六役のピエール瀧です。今回、自分史上最も位の高い“家老”の役を仰せつかりました。自分が家老とは気恥ずかしい気がしますが、ちゃんと悪い奴なのでご安心ください。

陣内孝則 (庄右衛門役)
大変、感動的な沁みる脚本でした。私は、2日間の撮影でしたが、ヒットメーカーの本木監督と主演の松坂桃李君をはじめとするトビキリ魅力的なキャストと共演できた事がとても刺激的で至福の時でした。シリーズ化して欲しいです。

■監督、ベテラン俳優陣のコメント

谷原章介(吉右衛門役)
この度居眠り磐音に参加することができて本当に光栄です。もともと原作を読んでいたこともあり、どんな世界になるのか楽しみだったのですが、ファンの立場としても面白い作品に仕上がってること間違いなしです。ご期待ください!

中村梅雀(金兵衛役)
魅力的な登場人物たち、それぞれの人生に色々な事情があり、そのバランスが素敵な作品だと思います。江戸庶民の代表の様な大家・金兵衛。楽しんで演じさせて頂きました。

柄本明(有楽斎役)
本木監督とは「空飛ぶタイヤ」以来です。世代を問わず楽しんでいただけるものになっていると思います。

本木克英監督
本格的な時代劇に相応しく、しかも新鮮なキャストが揃ったと思います。この映画の軸が「悲恋の物語」でもあるため、女優の選択は特に重要でした。木村文乃さんは以前から時代劇が似合うだろうと思っていました。予想は的中し、磐音への想いを胸に秘めつつ、快活に振る舞う江戸市井の女性・おこんの心情を見事に演じて下さいました。いっぽう、磐音と離れる運命を背負いながら一途に彼を想う奈緒役の芳根京子さんは、何度テイクを重ねても同じ涙を流せる、驚異的な集中力と繊細さをお持ちでした。その演技に魅入られてしまい、カットをかけ忘れることもしばしばありました。

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