俳優の妻夫木聡、女優の井上真央が、メ〜テレ開局55周年記念ドラマとして、今秋テレビ朝日系で放送予定の『乱反射』で初共演する。日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞の受賞経験がある2人。本作では、事故で最愛の息子を失い、原因の真相を追う夫婦を演じ、お互いのことを、「波長が合う」(妻夫木)、「居心地がよい」(井上)と、息の合った演技を見せているという。
『第63回日本推理作家協会賞』を受賞した貫井徳郎氏の同名小説が原作。メガホンをとるのは、『川の底からこんにちは』で史上最年少(当時28歳)でブルーリボン賞監督賞を受賞、『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀監督賞などの映画賞を多数受賞した石井裕也監督。
地方都市に住む幼児が、ある事故に巻き込まれる。原因の真相を追う新聞記者の父親が突き止めたのは、「誰にでも心当たりのある」小さな罪の連鎖だった。街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、事なかれ主義の市役所職員、尊大な定年退職者……複雑に絡み合ったエゴイズムの果てに、悲劇は起こった。
決して法では裁けない「殺人」に、残された家族は沈黙するほかないのか。追い込まれた父親と母親は、幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていくことを余儀なくされていく。現代の日本社会の問題を、斬新な切り口で、背筋が凍るほどリアルに、そして真正面から暴き出す、社会派ミステリーエンターテインメント。
妻夫木が演じるのは、新聞記者の加山聡。妻と2歳の息子・翔太と3人暮らし。普段は事件事故を取材する側だが、今回は被害者の父親という当事者の立場から真相を探ることになる。井上は、聡の妻・光恵役。幼い子どもを育てながら入院中の義父を見舞ったりと忙しい毎日に疲弊しており、聡の母と嫁姑の折り合いも悪くなっていた中、悲劇に見舞われる。
妻夫木は「井上さんが僕のことを、役の中で愛してくれている実感がありました。それがすごくうれしかったですね。僕が演じる聡の子どもが亡くなって、なぜ亡くなったのかということをずっと追い求めていく話です。すごく客観的に見ていたものが、どんどん自分の話なのかと思える部分が出てくると思います。一緒に苦しみながらも、『人間とは何なのか』ということを考えて頂けるような作品になっていると思いますので、その辺を噛み締めながら見ていただけたら、うれしく思います」と、コメント。
井上は「脚本を読んだ時、今の私にどこまで表現できるのだろうと最初は悩みましたが、石井監督と妻夫木さんというお二人の存在が勇気となり、この作品に飛び込むことができたように思います。妻夫木さんとは初めての共演でしたが、とても居心地がよく、様々な感情を、妻として共有させてもらえた日々でした。失われた日常の中で、ゆっくりと立ち上がる夫婦の姿を、多くの方に見ていただけるとうれしいです」と、話している。
『第63回日本推理作家協会賞』を受賞した貫井徳郎氏の同名小説が原作。メガホンをとるのは、『川の底からこんにちは』で史上最年少(当時28歳)でブルーリボン賞監督賞を受賞、『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀監督賞などの映画賞を多数受賞した石井裕也監督。
地方都市に住む幼児が、ある事故に巻き込まれる。原因の真相を追う新聞記者の父親が突き止めたのは、「誰にでも心当たりのある」小さな罪の連鎖だった。街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、事なかれ主義の市役所職員、尊大な定年退職者……複雑に絡み合ったエゴイズムの果てに、悲劇は起こった。
決して法では裁けない「殺人」に、残された家族は沈黙するほかないのか。追い込まれた父親と母親は、幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていくことを余儀なくされていく。現代の日本社会の問題を、斬新な切り口で、背筋が凍るほどリアルに、そして真正面から暴き出す、社会派ミステリーエンターテインメント。
妻夫木が演じるのは、新聞記者の加山聡。妻と2歳の息子・翔太と3人暮らし。普段は事件事故を取材する側だが、今回は被害者の父親という当事者の立場から真相を探ることになる。井上は、聡の妻・光恵役。幼い子どもを育てながら入院中の義父を見舞ったりと忙しい毎日に疲弊しており、聡の母と嫁姑の折り合いも悪くなっていた中、悲劇に見舞われる。
妻夫木は「井上さんが僕のことを、役の中で愛してくれている実感がありました。それがすごくうれしかったですね。僕が演じる聡の子どもが亡くなって、なぜ亡くなったのかということをずっと追い求めていく話です。すごく客観的に見ていたものが、どんどん自分の話なのかと思える部分が出てくると思います。一緒に苦しみながらも、『人間とは何なのか』ということを考えて頂けるような作品になっていると思いますので、その辺を噛み締めながら見ていただけたら、うれしく思います」と、コメント。
井上は「脚本を読んだ時、今の私にどこまで表現できるのだろうと最初は悩みましたが、石井監督と妻夫木さんというお二人の存在が勇気となり、この作品に飛び込むことができたように思います。妻夫木さんとは初めての共演でしたが、とても居心地がよく、様々な感情を、妻として共有させてもらえた日々でした。失われた日常の中で、ゆっくりと立ち上がる夫婦の姿を、多くの方に見ていただけるとうれしいです」と、話している。
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2018/08/10