声優の古谷徹が4月13日(金)に公開する劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』に出演する。“3つの顔”を持つ謎多きキャラクター・安室透を演じる古谷の、国民的アニメの劇場版最新作について抱く思い、そして声優生活50周年を迎えた古谷の声優論に迫る。
◆安室人気は嬉しい反面、プレッシャーも「公開日が近づくにつれ不安が増す」
劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』では、古谷演じる安室透がメインキャラクターとして活躍。犯人の本当の目的をコナンと安室が阻止していく。犯人が犯した罪と、そこに至るまでのドラマはとスリル満点のアクションは、子供も大人も夢中になれるムービーに仕上がっている。
「安室透は人気が高いぶん、今回の映画も相当期待されているわけですよ。嬉しい反面、ものすごくプレッシャーでもあります。自分の持てる力を全て出しきったという充実感はあるんですが、やっぱり皆さんの感想を聞くまでは安心できないんです。公開が近づくにつれて不安が増してきています」
ベテランかつヒットメーカーの古谷でもこのように感じるのには理由がある。
「『古谷に任せれば大丈夫!』みたいな空気もある。ですから自分の中で『ただのヒットではダメ、ホームランを打たなければいけない』と自分に圧を掛けてしまうんです」
◆熱狂的な人気キャラは常に僕のライバル役だった「例の“赤い人”みたいに(笑)」
そんな古谷が演じる安室透は、トリプルフェイス(私立探偵・安室透/公安警察・降谷零/黒ずくめの組織の探り屋・バーボン)を持つ謎の多い人物。クールでルックスも良い、女性に人気のキャラクターだ。
「はっきり言って僕にとっては3倍美味しいキャラクターです(笑)。これまでもたくさんの役を演じましたが、熱狂的な人気のキャラクターはむしろ僕のライバル役だったり、共に戦う仲間役だったりすることが多いんですよ。ほら、例の“赤い人”みたいに(笑)。僕は大ヒット作の主人公や正義感が強いヒーロー的な役を演じる機会に恵まれていたので、子供たちや男性からは“憧れの対象”として扱ってもらえていたようですが、いわゆる女性のハートを掴むようなモテるタイプのキャラクターはほとんどなくて……」(古谷徹)
確かに代表作である『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイを筆頭に、古谷が演じるキャラクターはどこか繊細でナイーブなイメージが強く(※ヤムチャは除く)、圧倒的な美形キャラを演じることも少ない印象を受ける。“モテたい気持ちはずっとあった“という古谷は、アイドル的な人気を誇る若手声優みんなにも軽く嫉妬をしているそう。
「かっこいいキャラクターでブレイクして、写真集を出して、おまけに武道館とかでコンサートまでやって。正直、羨ましいです(笑)」(古谷徹)
しかし、俳優や歌手が声優をやることも多くなっている今、活躍の場を広げることは必然だと古谷は語る。
「どのジャンルにおいても最後まで生き残れるのは、“実力”のある人。才能があって努力もする人なのではないのかと思います。自分の立ち位置を確立する意味でも、幅の広い表現ができる人はどんどんチャレンジするべきだと思うんです。じゃないと、やっぱり、生き残れないですよ」(古谷徹)
今でも自らオーディションを受けて、もっと役の幅を広げたいとチャレンジを続ける古谷。「悪役はあまりやってこなかったので憧れがあります。悪い男を好きになっちゃう女性ってよくいません? 要は、やっぱり“モテたい”(笑)」(古谷徹)
◆安室人気は嬉しい反面、プレッシャーも「公開日が近づくにつれ不安が増す」
劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』では、古谷演じる安室透がメインキャラクターとして活躍。犯人の本当の目的をコナンと安室が阻止していく。犯人が犯した罪と、そこに至るまでのドラマはとスリル満点のアクションは、子供も大人も夢中になれるムービーに仕上がっている。
「安室透は人気が高いぶん、今回の映画も相当期待されているわけですよ。嬉しい反面、ものすごくプレッシャーでもあります。自分の持てる力を全て出しきったという充実感はあるんですが、やっぱり皆さんの感想を聞くまでは安心できないんです。公開が近づくにつれて不安が増してきています」
ベテランかつヒットメーカーの古谷でもこのように感じるのには理由がある。
「『古谷に任せれば大丈夫!』みたいな空気もある。ですから自分の中で『ただのヒットではダメ、ホームランを打たなければいけない』と自分に圧を掛けてしまうんです」
◆熱狂的な人気キャラは常に僕のライバル役だった「例の“赤い人”みたいに(笑)」
そんな古谷が演じる安室透は、トリプルフェイス(私立探偵・安室透/公安警察・降谷零/黒ずくめの組織の探り屋・バーボン)を持つ謎の多い人物。クールでルックスも良い、女性に人気のキャラクターだ。
「はっきり言って僕にとっては3倍美味しいキャラクターです(笑)。これまでもたくさんの役を演じましたが、熱狂的な人気のキャラクターはむしろ僕のライバル役だったり、共に戦う仲間役だったりすることが多いんですよ。ほら、例の“赤い人”みたいに(笑)。僕は大ヒット作の主人公や正義感が強いヒーロー的な役を演じる機会に恵まれていたので、子供たちや男性からは“憧れの対象”として扱ってもらえていたようですが、いわゆる女性のハートを掴むようなモテるタイプのキャラクターはほとんどなくて……」(古谷徹)
確かに代表作である『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイを筆頭に、古谷が演じるキャラクターはどこか繊細でナイーブなイメージが強く(※ヤムチャは除く)、圧倒的な美形キャラを演じることも少ない印象を受ける。“モテたい気持ちはずっとあった“という古谷は、アイドル的な人気を誇る若手声優みんなにも軽く嫉妬をしているそう。
「かっこいいキャラクターでブレイクして、写真集を出して、おまけに武道館とかでコンサートまでやって。正直、羨ましいです(笑)」(古谷徹)
しかし、俳優や歌手が声優をやることも多くなっている今、活躍の場を広げることは必然だと古谷は語る。
「どのジャンルにおいても最後まで生き残れるのは、“実力”のある人。才能があって努力もする人なのではないのかと思います。自分の立ち位置を確立する意味でも、幅の広い表現ができる人はどんどんチャレンジするべきだと思うんです。じゃないと、やっぱり、生き残れないですよ」(古谷徹)
今でも自らオーディションを受けて、もっと役の幅を広げたいとチャレンジを続ける古谷。「悪役はあまりやってこなかったので憧れがあります。悪い男を好きになっちゃう女性ってよくいません? 要は、やっぱり“モテたい”(笑)」(古谷徹)
コメントする・見る
2018/04/13