『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズや『シン・ゴジラ』で知られる庵野秀明氏が1日、都内で行われた映画『メアリと魔女の花』(8日公開)公開記念特別イベントに出席。背景美術スタジオ「でほぎゃらりー」の設立者である川上量生氏、同映画のプロデューサーでもあるスタジオポノック・西村義明氏と共に、背景美術についてなどトークした。 『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督最新作となる『メアリと魔女の花』の背景美術について、庵野氏は「部屋の描写が上手。もうちょっと壁紙とか凝ったほうがいいかな。人物にアップになったとき、後ろは壁なので」と指摘した。さらに、「細かく言うと、全体的に描き込みすぎ、頑張りすぎ。もうちょっとメリハリがついたほうがいいよ。光と色の使い方も、もうちょっとあったんじゃないかな」と助言。31歳の若手スタッフが美術監督を務めており、「最初がこれだと大したもんですよ。すばらしい。これからですよね」と今後に期待を込めた。
2017/07/01