ロシアで開催された『第36回モスクワ国際映画祭』(現地時間6月19〜28日)のコンペティション部門に出品された日本映画『私の男』(熊切和嘉監督、公開中)で、「最優秀作品賞」と「最優秀男優賞」を受賞した浅野忠信(40)と、ともに主演した二階堂ふみ(19)が30日、都内で会見した。俳優生活25周年の浅野は「本当に、本当にうれしい。やってきてよかった」と笑顔をみせ、シルバーのトロフィーを手に「いい重み」と喜びを噛み締めた。 男優賞の浅野は、1983年(第13回)に『ふるさと』(神山征二郎監督) で受賞した加藤嘉、以来31年ぶり。作品賞は、1999年(第21回)の『生きたい』(新藤兼人監督)以来15年ぶりの快挙。浅野は、この朗報をまず「家族に伝えた」といい、「いろいろ悩んでいるところも見ていた母親は、気持ちのこもった喜びを示してくれた」と明かした。
2014/06/30