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確かな演技力で幅広い役を演じ分ける女優の尾野真千子が、実写版『魔女の宅急便』で主人公キキが居候するパン屋の女将・おソノ役を演じることがわかった。香川・小豆島で行われているロケの撮影現場が7日、マスコミに公開され、尾野は「アニメ版を気にせず、この自然のなかで、この場所でしか撮れない『魔女の宅急便』、私なりのおソノを楽しんでいただきたいです」と力強くコメント。一方、なにかと引き合いに出される宮崎駿監督によるアニメ版(1989年)に対して、清水崇監督は「(実写版は)マイナスから始まったその世界観をどう作るか、自分のなかのオリジナルが見えてくるまで時間がかかったが、今は見えています。(原作者の)角野さんに違うと言われても突き進まないといけない」と自信をのぞかせた。 今回の実写版は、宮崎監督のアニメと同じく、作家・角野栄子氏の同名児童文学を原作にするが、アニメが1巻を描いていたのに対して、実写版では1〜2巻をもとにし、アニメとは異なるストーリー、世界観の物語を作り上げる。しかし、すでに宮崎監督作が国民的アニメとして親しまれていることから、そことの比較は避けられず、自ずと制作陣はオリジナル化を強く意識させられることになる。

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  • 実写“魔女宅”メインキャスト&スタッフが勢ぞろい(左から清水崇監督、原作者の角野栄子氏、キキ役の小芝風花、おソノ役の尾野真千子、フクオ役の山本浩司)
  • グーチョキパン屋でラジオを聞きながら客を待つキキ
  • 尾野真千子演じる妊婦のおソノ
  • サキ役の金澤美穂(右)
  • 清水監督の演出を受ける小芝風花(キキ)と金澤美穂(サキ)
  • グーチョキパン屋の前で撮影前の段取り中
  • キキ役の小芝風花、おソノ役の尾野真千子

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