無名の新人によるデビュー作ながら、今年8月の発売以降、毎週約2万部のペースで順調に部数を伸ばしている文庫『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』。現在9刷で発行部数は40万部。売上部数は累積24.5万部を記録している(11/19付)。 京都を舞台に、珈琲店の女性バリスタが、来店客にまつわる様々な謎を解き明かすミステリー。宝島社の「第10回『このミステリーがすごい!』」大賞の最終選考に選ばれるも、受賞は果たせなかった。しかし編集部から、「商品力があって、マーケティングによっては売上アップが期待できる作品」と判断され、「隠し玉」として出版が決まった。
2012/11/25