女優・井上真央が25日、現在開催中の『第25回 東京国際映画祭』で特別上映される主演作『綱引いちゃった！』（水田伸生監督）の上映前舞台あいさつに出席。イベント中に、突如客席から「真央ちゃ〜ん」とファンの一般男性が舞台に上がり、握手を求めるハプニングが起きたが、井上は動じずに「水田さんの仕込みですよね？」と笑顔で対処し、予定通りに舞台あいさつを終えた。

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　ハプニングはイベント開始から15分過ぎ。水田監督がコメントを英語に通訳している最中にスーツの男性が「真央ちゃ〜ん」と叫びながら「握手お願いします」と舞台に登壇。突然の出来事に井上ら出演者が唖然とするなか、男はスタッフに囲まれ舞台を降りた。

　その後、通訳が会場の空気を感じ「人気者なんですね」と言葉をつなぐと、井上もスタッフに連れられる男性に向け「お手柔らかに」と笑顔で対応。さらに「水田さんの演出ですよね（笑）」と会場を和ませ、主演女優としての度胸の良さをみせつけた。

　舞台上には、作品にちなみ、“米藁で制作された世界一の綱”としてギネスブック認定されている大綱の一部が登場。大綱を前に、キャスト陣が「今最も挑戦したい世界の猛者」に宣戦布告をするなど、観客をわかせた。井上は「（上映）2時間は、みんなが少しでも元気になってくれれば嬉しいです」と満面の笑みでアピールし、舞台あいさつを閉めた。

　登壇したのは井上をはじめ、松坂慶子、玉山鉄二、浅茅陽子、西田尚美、ソニン、中鉢明子、水田監督。“綱引き”を題材に生きる女性たちの姿を描いたユーモア溢れる感動作映画『綱引いちゃった！』は11月23日（祝）より全国公開。