ニューヨークの動物園で人気を誇っていた仲間たち、アレックス（ライオン）、マーティ（シマウマ）、グロリア（カバ）とメルマン（キリン）が故郷のアフリカに思いを馳せ帰還するはずが、誤ってマダガスカル島へ漂流してしまうところから始まった人気アニメーション『マダガスカル』（2005年）シリーズ。その最新作『マダガスカル3』が今夏、全国公開される。

　2008年公開の続編『マダガスカル2』では、同年度のアニメーション映画の全米最高記録を打ち立て、4頭の動物たちはニューヨークに帰るはずが、なぜか故郷のアフリカ大陸へ。そして『マダガスカル3』では、歴史とアートとファッションの地・ヨーロッパを舞台に、モンテカルロからローマ、スイスアルプスを経て、ロンドンで繰り広げられるスリルに満ちた大冒険が描かれるという。

　今月1日から、すでに全国で予告編の上映が始まっており、アクション・笑いが数段パワーアップしていることをアピール。ヨーロッパを目立たないように移動するため、サーカスに潜り込もうとするが、サーカスのタイガーに「ライオンは信用ならん。髪はモサモサでギトギト。あいつはまるで“おばさん”だな」と一蹴されてしまうアレックス。“おばさん”を何だと思っているのか？　ヨーロッパの街でデッドヒートを繰り広げるシーンは3D上映で観るとさぞかし迫力のある映像体験ができそうな予感だ（2D同時上映）。

　今作のストーリーは、たくさんの素敵な思い出をもらったアフリカと別れ、ニューヨークへ帰ることを決意するアレックスたち。まずはモンテカルロにいるペンギンズを探しにカジノへ潜入するが、大騒ぎを起こして、スゴ腕の女デュボア警部率いる動物管理局に追われ、指名手配？！　頼りの飛行機はまたしても不時着し、今度こそ、仲間たちがバラバラに。逃げるアレックスたちを救ったのは、ダメダメサーカス団の動物たちだった。そこでアレックスたちと新たな仲間たちは、ニューヨーク公園を目指してサーカス団の大改造に挑む。一方で、女警部の追跡はすぐそこまで迫っていた。