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『SPEC』スペシャルドラマですべての謎が明らかに

 女優の戸田恵梨香と俳優の加瀬亮が演じる“キレキャラ”コンビが、特殊能力(SPEC)を持った犯罪者に立ち向かう異色の刑事ドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(2010年10月〜12月放送、全10話 TBS系)。その続編となるスペシャルドラマ『SPEC〜翔〜』(4月1日 後9:30〜23:18 同局系)で放送された後、映画『SPEC〜天〜』(堤幸彦監督、4月7日公開)がスクリーンに登場する。スペシャルドラマでは、連ドラの最終回で残した謎、「野々村(竜雷太)が何を見たのか」「最後に地居(城田優)を倒したのは誰だったのか」「津田(椎名桔平)のラストシーンの意味」が明らかになる。

スペシャルドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜翔〜』は4月1日後9:30〜にTBS系で放送(C)TBS

スペシャルドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜翔〜』は4月1日後9:30〜にTBS系で放送(C)TBS

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 連ドラから約1年ぶりに再共演した戸田と加瀬。IQ201の天才だが変人の当麻紗綾を演じる戸田は、スペシャルドラマの撮影初日に「当麻じゃない普通の女の子の顔になっちゃってて、焦った」と、役を取り戻すまでに「2日くらい?」かかったという。それでも「久しぶりに当麻を演じられてやっぱり楽しかったですし、もう一度、“ミショウ”に戻って来られてよかったという思いは強いですね」と同作への愛着は深い。

 警視庁特殊部隊(SIT)出身で叩き上げの瀬文焚流を演じる加瀬も「キャラクターに愛着がある。1年ぶりにレギュラーメンバーが再集合しただけで嬉しいし、北村一輝さん、谷村美月さん、でんでんさんら、新キャストが加わってさらに楽しくなった」と続編に自信をのぞかせる。

 撮影はスペシャルドラマ、映画の順で行われ、「連ドラのときはセリフ覚えるのに必死で余裕がなかったけれど、今回は待ち時間に加瀬さんともいろいろお話しできました」と戸田。加瀬が言うことは信用できるといった信頼関係も生まれたようだ。

 戸田は「自分の知っている情報、持っている知識を惜しみなく人にも教えてくださって、話を聞いていてすごく楽しい。私はいままで自分の役のことしか考えてこなかったけど、そういうことではないということも、学ばせてもらいました」と加瀬に感謝。

 照れる加瀬は「僕はもともとセリフもない役から初めて、役者の先輩たちから教わったのは、誰のために芝居やっているかといえば、主役を立てるためにいるんだぞ、ということが叩きこまれちゃったというのもあるかもしれない」と説明。「今回に関して言えば、加瀬さんも主演ですけどね」と戸田はツッコミを入れていた。

 スペシャルドラマから続く映画では、当麻と瀬文の前に新たなSPECを持つ強敵が登場し、さらなるスケールでバトルを繰り広げることになる。

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  • スペシャルドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜翔〜』は4月1日後9:30〜にTBS系で放送(C)TBS
  • 右端から未詳の係長に任命された市柳(でんでん)と係長待遇に降格した野々村(竜雷太)、組織犯罪対策部から異動になった吉川(北村一輝) スペシャルドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜翔〜』より (C)TBS
  • マシンガンによる殺人事件の生存者・久遠望役を演じる谷村美月(中央)スペシャルドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜翔〜』より (C)TBS

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