“ロックの神様”忌野清志郎さん(享年58)が2000年に単行本として発売するも、その後絶版となった音楽CD付き書籍『瀕死の双六問屋』が“完全版”として2月22日に発売されることが26日、わかった。「清志郎の思いを伝えるため、未収録分を“続編”という形ではなく“完全版”として1冊にまとめてファンに届けたかった」と、編集者そして事務所スタッフの思いを集約した同書には、未収録18話と未収録イラスト・写真を追加し、今や“幻の音源”となった当時の付属CDもリマスター・バージョンとして収められている。表紙はファンの1人として漫画家・浦沢直樹が担当する。 1998 年11月から2001年4月にかけて『TV Bros.』(東京ニュース通信社)で連載され、その後単行本として発売されたが絶版となった同書。2007年にCD無しの文庫本も発売された。ファンの間では今もなお“愛読書”として親しまれているが、文庫本にCDは付属されておらず、「ネットオークションなどで“幻の音源”として高値で取引される現状」に胸を痛めた事務所が、今回のリマスターバージョンの付属を決定した。
2012/01/27