◆日本のメガネの95%を生産する福井県、メガネ工場をゼロから立ち上げた兄弟と、二人を支え続けた妻の情熱と愛の物語!◆福井の魅力をすべて捉えた映像、雪と緑と日本海が生み出す美しくも厳かな自然と人々が大切に守ってきた貴重な日本家屋!◆主人公・むめには、北乃きい。女性の自由が少なかった時代に、メガネづくりを成功させるという夢を見ることで、心の自由を手にした女性を生き生きと演じた。むめの夫である増永兄弟の兄・五左衛門には、小泉孝太郎。弟の幸八には、森崎ウィン! ◆共演にも、かたせ梨乃、佐野史郎、東てる美、榎木孝明、駿河太郎と実力派がそろい、史実に基づいた物語にリアリティを与え、福井出身の津田寛治と高橋愛が、物語に深みを与える役どころで出演している。◆監督は『えちてつ物語 ~わたし、故郷に帰ってきました。~』の児玉宜久、原作は藤岡陽子の小説「おしょりん」。▼解説▼時は明治37年、福井県(現・福井市麻生津)の庄屋の長男・増永五左衛門と結婚したむめは、育児と家事で忙しい日々を送っていた。ある日、五左衛門の弟の幸八が勤め先の大阪から帰郷し、村をあげてメガネ作りに取り組まないかと持ち掛ける。今はほとんど知られていないメガネだが、活字文化の普及で必ずや必需品になるというのだ。成功すれば、冬は収穫のない農家の人々の暮らしを助けることができる。初めは反対していたが、視力の弱い子供がメガネをかけて大喜びする姿を見て、挑戦を決めた五左衛門は、村の人々を集めて工場を開く。だが、苦労の末に仕上げたメガネが「売り物にならない」と卸問屋に突き返され、資金難から銀行の融資を受けるも厳しく返済を迫られ、兄弟は幾度となく挫折する。そんな二人を信じ、支え続けたのが、決して夢を諦めない強い心を持つむめだった。彼女に励まされた兄弟と職人たちは、“最後の賭け”に打って出る──。【キャスト】北乃きい 森崎ウィン駿河太郎 高橋愛 秋田汐梨 磯野貴理子 津田寛治 榎木孝明 東てる美 佐野史郎かたせ梨乃 小泉孝太郎【スタッフ】監督:児玉宜久 原作:藤岡陽子「おしょりん」(ポプラ社) 脚本:関えり香 児玉宜久 エンディング曲:MORISAKI WIN「Dear」(日本コロムビア) 製作総指揮:新道忠志 プロデューサー:河合広栄ラインプロデューサー:川口浩史 撮影:岸本正人 照明:桑原伸也 録音:林昭一 整音:瀬川徹夫 記録:目黒亜希子 編集:村上雅樹 美術:黒瀧きみえ 装飾:鈴村高正 衣装:田中洋子 ヘアメイク:西村佳苗子 助監督:宮崎剛 制作担当:相良晶制作プロダクション:広栄 トロッコフィルム 配給:KADOKAWA 製作:「おしょりん」制作委員会2023年 日本/カラー/16:9LB スコープサイズ/本編約120分音声;日本語Dolby Digital 5.1ch字幕:なし©「おしょりん」制作委員会
明治37年、庄屋の長男・五左衛門と結婚したむめは、育児と家事で忙しい日々を送っていた。ある日、五左衛門の弟の幸八が村をあげてメガネ作りに取り組まないかと持ち掛ける。成功すれば冬は収穫のない農家の人々の暮らしを助けられる。挑戦を決め、苦労の末に仕上げたメガネが卸問屋に突き返され、融資を受けた銀行には返済を迫られる。幾度となく挫折する兄弟を信じ支え続けたむめに励まされ、“最後の賭け”に打って出る─。