20周年を迎えた倉木麻衣、息の長い活動を支える人気の裏に4つのキーワード
(1)途切れることのない第一線での“息の長い活躍”ぶり
ただし、特筆すべきはその後にある。倉木は初期シングル3作だけに留まることなく、今日に至るまでコンスタントにシングル・アルバムを発表。CDシングルだけを見ても、デビューから、最新シングル「きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない/薔薇色の人生」(2019年3月発売)まで、すべての作品をTOP10内に送り込んでいる。
(2)「名探偵コナン」とのコラボレーション
倉木と「名探偵コナン」のかかわりは、2000年に発売された2ndシングル「Secret of my heart」までさかのぼる。同楽曲がテレビアニメのエンディングテーマに起用されると、その後は、劇場版『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』の主題歌「Time after time 〜花舞う街で〜」(2003年)など、数々の劇場版アニメの主題歌を担当。2019年春には2週連続で放送された1時間スペシャルアニメ「紅の修学旅行(鮮紅編・恋紅編)」の主題歌&オープニングテーマ「きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない」「薔薇色の人生」も担当するなど、約20年にわたり倉木とコナンのコラボレーションが続いている。
こうした「名探偵コナン」と倉木の長きにわたるコラボレーションは、2017年には、「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」として、ギネス世界記録にも認定された。単なるコラボレーションではない、ファンにとっても、アニメ作品にとっても“幸せな関係”が、倉木の20年にわたる息の長い活躍を支え、「名探偵コナン」の変わらぬ人気ぶりを後押ししているとも言える。